次の大村駅ですが、駅前は大型バスの通れる道がないため、おそらく県道23号(旧国道175号)上のどこかではないかと踏んでいました。
大村駅付近のGoogleMapはこちら
正解は、大村交差点南側の岸本人形前でした。県道23号には神姫バスの路線もありますが、同社のバス停のない場所です(例によって係員が配置されていました)。大村駅からは200mほど離れています。ジャージ姿の男子高校生が数人乗車。発車時刻は三木駅の4分後でした。
小さなサミットを越えて小野市に入ります。樫山駅前にはロータリーやバス停がありますが(ストリートビューはこちら)、三木駅と同じ理由で両方向ともここには入らず、20mほど西側が代行バスのバス停になっています。下の写真でいうと、右側が樫山駅舎・左端の警備員がいる場所が三木方面のバス停(小野方面はその反対側)です。発車時刻は三木駅の9分後でした。
バスは東播磨道をくぐり、神姫バスの池尻バス停を活用した市場駅の代行バス停に停車。このすぐ脇が工事中の池の下踏切道で、重機がちらりと見えました。発車時刻は三木駅の11分後でした。
次はいよいよ終点の小野駅です。旧国道175号の「電鉄小野駅前」交差点(駅名は1988/4/1付で「小野」に改称されましたが未だ反映されず)を左折するとすぐに小野駅舎<前にバス停あり>がありますが、代行バスはここを無視してそのまま直進し、次の交差点を左折して神戸電鉄線をくぐり、西側ロータリー内<路線バスの発着なし>の代行バス停に到着しました。三木駅からの所要時間は17分(電車ならば11分)でした。
付近のGoogleMapはこちら
西側ロータリーに到着した代行バス。乗車券のチェックは特になく、小野までの乗客は現地係員に申し出れば乗車券を回収してくれました(私もその1人)。一方、小野~粟生間は所定通りのダイヤでの運行(この時間帯は1時間間隔)のため、粟生などこの先に行く場合はここで45分ほど待たされることになります。
より駅舎に近い側に、同じ小野観光の大型観光バスが停車中。
こちらが、次の三木行代行バスです。この時間帯は所定の列車は1時間間隔での運行であり、所要時間を考えると1台でも賄えるはずですが、渋滞や乗務員の休憩時間を考慮して2台で回している模様でした。
橋上駅舎の改札前には、「鉄道代行バスのりばのご案内」が掲示されていました。確かにバス停は西側ロータリーとなっています。右上に2つ並んだQRコードのうち左側をスマホに認識されるとこれと同じ地図が表示されましたが、駅係員に聞いてみたところ、これは「災害により代行バスの運行を余儀なくされる場合にだけインターネット上で公開されるもので、普段は神戸電鉄公式サイトからはアクセスできない」とのこと。どうやら、今回は災害による代行バスではないため、公式サイトからはリンクさせなかった模様です。
(つづく)