全国交通ニュースブログ

日本最南端の空港における航空便復活に向けての動き

沖縄県竹富町にある波照間島は日本最南端の有人離島であり、500人弱の住民がいます。

メインの交通機関は石垣島とを結ぶ高速船(1日3往復、所要時間約60分)です。

http://www.aneikankou.co.jp/water_routes/detail/hateruma

実は、この島には波照間空港<正式な空港です>がありますが、近年航空便は全く就航しておらず、メインの用途は救急患者の移送など緊急輸送です。

空港ができた1976年から30年ほどの間は南西航空→琉球エアコミューターの小型機による石垣空港との間の定期便が運航していましたが、2007年11月末に撤退し、一時期エアードルフィン社が不定期航空便を運行していたものの1年持たず、2008年11月から航空便は絶えました。

竹富町としては何とか航路を復活させようと、沖縄の別の離島(粟国島)で小型機を運航している第一航空に就航を打診し、2015年12月に同社が石垣~波照間線を運行開始することが本決まりになりました。これに合わせて新しい空港ターミナルも完成する段取りでした。しかし・・・

第一航空の機材が2015年8月28日に粟国空港で事故を起こし、その余波で就航は無期延期となり、最終的に第一航空は補助金問題から2018年4月に沖縄から全面撤退したので白紙に戻りました。

https://www.aflo.com/ja/contents/71306455 (空港ターミナルとして一度も使用されていないという但し書きはさすがになし)

その後、2019年8月に、竹富町は沖縄出身の航空業経験者が立ち上げた「スカイサンタアビエーション」と路線復活に向けた包括的連携協定を締結し、

https://yaeyama-nippo.co.jp/archives/8361

2020年7月には「波照間航空路復活プロジェクト」が始動し、2021年9月の不定期便運航開始に向け動いています。

https://www.skysanta.net/skysanta

上記サイトによれば、2021年4月には波照間空港ターミナルの建物にカフェがオープンしたようですね。

今後の動きに注目ですね。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「航空」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事