尼崎市臨海部には、運河を越える「跳ね橋」(大型車でも普通に通行可能)があり、定期的に動作しています。
より南側にある多くの工場や市のクリーンセンター(ゴミ焼却場)、そして阪神高速湾岸線の尼崎東海岸出入口へのアクセス道路として交通量が多くなっています。この地域に通じる道路は他に僅かしかなく(Googleマップ参照)、中島新橋につながる部分は原付・自転車・徒歩では通れません。
しかし、建設以来50年以上経過して老朽化が進み、2021年3月には橋桁の損傷で段差が発生したために1か月以上通行止めとなり、応急復旧したものの
改めて本復旧工事が必須となっており、その工事が2022年4月29日から約1か月の工期で行われています。
ただ、上記の理由で完全通行止にすることはできず、原付・自転車・徒歩用に段差を乗り越えるための仮設通路が設けられています。
以下、その様子を紹介します。
1.向こうに見える大きな構造物が、東高洲橋(跳ね橋)です。
2.跳ね橋を僅かに上げた状態で本復旧工事を行う必要があるため、大きな段差が生じていることがわかります。
3.東高洲橋の全景と周囲の様子です。本来ここを通る路線バスが中島新橋側に迂回しており、その車内から撮影しました。
4.跳ね橋が動作している間に道路交通を止めるため、鉄道の踏切ばりの警報機と遮断機が設置されています。ちなみに、平常時もこの時間通りにはあまり動作しないようです。
5.左右から見た様子です。
6.この段差は、デリバリーバイクにとっては相当重荷です・・・
7.通行止め区間の南側から見た様子です。南側一帯には住民はいませんが、公害都市の汚名を払拭するための緑地帯が充実しており、市民の憩いの場になっています。