スカイレールのブログ記事はこちら・・・その1・その2・その3・その4・その5・その6
みどり中街駅の発車時刻表。ベッドタウン発にもかかわらず平日は夜18時台より朝7時台のほうが少ないのが妙ですが、実際にはその3で書いたように朝7時台は恒常的な臨時便の増発で対応しています。また、平日6時台の時刻からわかるように、最短2分~2分半間隔での運行が可能なシステムです。
しかし、時間帯によっては人の動きがほとんどなく「発車時間が近づいてもどの駅にもお客さんがおられない」ケースもあります。その場合は、節電のため(誰も乗っていないゴンドラを動かすのは無駄ですもんね)定刻には発車せず、お客さんがやってくるまで運行しないという「待受け運転」を行ってます・・・しばらく待っても、次の便の時刻まで誰もやって来ない場合は自然に運休となる?
ただ、「お客さんの有無」の基準は両端のみどり口駅およびみどり中央駅なので、例えばみどり中街駅の所定時刻の1分前に初めてお客さんが現れた場合、それからゴンドラをみどり中央駅から発車させるため、1分の遅れが生じることになります。それを防止するための掲示ですが、これも鉄軌道では他には例を見ないかもしれません(観光地のロープウェイの途中駅ならあり得ますが)。
そうこうするうちに、次の便がやってきました。広テレタイアップの宣伝カーでした。乗客は10人ほど。
こちらは、スカイレール開通前年の1997年製です。
みどり口駅の降車側ホームにも、当然乗車券回収箱があります。
宣伝カーの扉のない側のサイドビュー。ロープウェイの如く駅の中をぐるっと巡り、次の便として発車を待機します。
みどり口駅からすぐの場所です。軌道の上に作業員が見えます。ゴンドラはぶら下がり運行なのでぶつかる心配はありませんが、高所恐怖症の方には無理ですね・・・
兎にも角にも、全てはあと1年です。設備自体は撤去に相当費用がかかるはずなので、部品落下の危険がありそうな部分を除き当分そのまま残されるかもしれませんけど・・・
P.S. Wikipediaや一部ネット上の記事には、「スカイレールの最終便(上記時刻表にあるように22時台前半)出発後に、瀬野駅からのジャンボタクシーがスカイレールの運賃の倍額で運行されている」旨の情報がありますが、現地掲示によれば2022年4月1日以降休止されているとのこと。
(おわり)