ブログ記事「国道165号の大阪・奈良府県境の状況(2022/11/20)その2・その3」の続報です。
上記時点から2年3か月が経過しましたが、国道165号香芝柏原改良は相変わらず現地では何も工事が始まる気配はなく、部分的な用地買収だけが進んでいます。
智辯学園奈良カレッジ第2駐車場出入口付近の様子。駐車場の門扉が国道から奥まったところに設置されているのは、その間の空間が拡幅用地だからですね。国道の向かい側のガソリンスタンド跡地もずっとそのままです。
柏原市側にやや歩いた場所の様子(向こうに見える看板の場所が府県境)。国道と近鉄大阪線の間に墓地がありますが、香芝市の都市計画図を見ると墓地のある場所は道路拡幅用地(都市計画図上の「中和幹線」)からは外れています。
府県境の花火工場の入口にある道路拡幅用地も、何も変わっていません。
以下は、ブログ記事「香芝市西部の国道165号・中和幹線の状況(2023/11/4)」で紹介したあたりです。
2023年内に移転したぶどう直売所&ぶどう園、それにその南側の建物も解体が終わり更地になっています。もっとも、次のプロセスに進むめどは全く立っていませんが・・・
なお、国道165号のうち上記の場所付近から近鉄南大阪線と並ぶ付近までが含まれた都市計画図も公開されていますが、
https://www.city.kashiba.lg.jp/uploaded/attachment/7127.pdf
智辯学園奈良カレッジ東側では両側に拡幅を予定しているのに対し、以南は専ら東側(大和高田方面の車線側)のみを拡幅予定のように描かれています。
<2/20追記>
香芝市公式サイトに、市が発注した「令和6年度香芝柏原改良(国道165号)拡幅に伴う発掘調査委託業務」が2024/7/23付で落札された旨の情報が公開されていました。落札額は税込4,389,000円です。
https://www.city.kashiba.lg.jp/uploaded/attachment/21892.pdf
道路拡幅用地そのものに関わる発掘調査であれば発注元は奈良国道事務所になるはずですが、「香芝市が奈良国道事務所から委託を受け、落札業者に再委託する」という意味合いなのか、それとも「道路拡幅用地に近接した場所が調査対象」なのでしょうか? また、対象場所は「香芝市穴虫地内」とあり、香芝柏原改良事業の対象区間のうち智辯学園奈良カレッジ東側から近鉄南大阪線と並ぶ付近までがこの大字に含まれますが、今回国道165号を実地確認した区間(晴実台住宅地入口の交差点より北側)では発掘調査らしき形跡は見当たりませんでした。