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高野山上のバス専用道は当分通行止め→迂回に伴い運賃大幅値上げ区間あり

関連ブログ記事・・・2023/7/18付「高野山上のバス専用道の土砂崩れによる迂回 <8/19追記あり>

この高野山上のバス専用道ですが、道路構造物の健全度調査を実施することとなったため、2024/8/26から当分の間通行止めになっています。このブログ記事を書いている時点でもそのままです。

http://www.rinkan.co.jp/blog/?p=2049

http://www.rinkan.co.jp/blog/?p=2046 (英語版)

https://www.town.koya.wakayama.jp/kurashi/information/31722.html

全便がバス専用道の西側にある町道経由(大門まわり)となっており、迂回対象区間にある女人堂・一心口・浪切不動前・高野警察前の各バス停は休止扱いとなっています。高野山駅前から千手院橋・奥の院前方面の所要時間も所定より5分以上長くなっています。

そして注目されるのは、「迂回に伴い走行距離が長くなるため、運賃が2割以上も高くなる区間が存在する」ことです・・・

http://www.rinkan.co.jp/blog/?p=2051

http://www.rinkan.co.jp/common/pdf/koyasan/fare/koyasan_zensen.pdf

近畿運輸局のご指導を仰ぎ、運賃を変更させていただきます」とあり、バス専用道の通行止めが計画的なものかつ相当長くなる可能性があるので、2023年夏の災害による迂回の際とは異なり、迂回ルートを正規の路線扱いとして運賃算定の基準に使用するため、本来のルートより走行距離が長くなる区間は値上げ、短くなる区間は値下げとなりました。

南海りんかんバスのサイトには迂回運行中の運賃のみ掲載されていますが、ナビタイムのサイトにはこのブログ記事を書いている時点でも未だに本来のルートの時刻・運賃が掲載されているので、高野山駅前からの運賃をこちらと比較すると・・・

 大門まで=360円(通常は470円なので110円安くなる)

 千手院橋まで=460円(通常は360円なので100円高くなる)

 奥の院口まで=500円(通常は410円なので90円高くなる)

 奥の院前まで=610円(通常は510円なので100円高くなる)

となっています。

なお、観光客の大半が利用する「高野山内一日フリー乗車券」「高野山・世界遺産きっぷ」などの企画乗車券は発売額に変更なしのため、今回の運賃変更の影響はありません。また、この路線は南海高野線~ケーブル~バスと乗り継いで高野山大学に通学する学生も利用します(高野山高校はスクールバスあり)が、迂回により運賃が高くなる区間の定期乗車券は有効期間満了までそのまま利用可能なものの、期限が切れれば変更後の定期運賃で購入する必要があるとのこと。

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