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鳥取県岩美町の絶景町道の通行止めから2年、今後の見込みは?

2023/7/30付ブログ記事「続:鳥取県岩美町の絶景町道が当分通行止め、バスも迂回」からさらに1年後の様子です。

絶景町道が通行止めになって間もなく2年が経過しますが、

http://www.iwami.gr.jp/item/12297.htm

通行止め区間の両側を見る限り、何の工事にも着手されていません。

西側の入口を、JR山陰線を走る普通列車の車内から遠望した様子。このあたりは羽尾海水浴場と呼ばれており(陸上パーキング前の海岸と同様、監視員がいないので正式には海水浴場ではない模様)、来訪車に限り通行止め区間の先の駐車場まで入れます・・・2023/9現在のストリートビューはこちら

一方、袋小路状態となった陸上パーキングの前の海岸<海水浴場ではない>は、今夏も大盛況です。こちらはJR山陰線の列車の車内から。

こちらは東側の路上から。

通行止めは相変わらずです。今回は、ここまで来てUターンする車を複数見かけました。

担当部署に聞いてみたところ、「復旧工事は鳥取県が主体となって行う手はずになっており、2024年度に工事の設計を行い、2025年度から工事にかかる予定」とのこと。もしかすると、1年後には暫定的に片側交互通行可能になっているかも・・・

ちなみに、東浜海水浴場は場所により浸食が激しくなっています。この問題は2010年代初頭から深刻化したようで、海岸を管理する鳥取県はさまざまな対策を行っています。

https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1157930/03toubu%20(2).pdf

(東浜駅にJR西日本の豪華列車「トワイライトエクスプレス瑞風」が停車するようになった2017年当時の資料)

しかし抜本策にはなっておらず、特に「瑞風」の乗客が立ち寄るJR東浜駅北西側のレストラン「アル マーレ」と陸上パーキングの間は浸食や浜崖(砂浜の一部のみが浸食されて出現した砂の崖)により波打ち際を歩いて通ることは不可能になっています。そして、浜崖の進行を防ぐための内部構造(サンドパック)が露出してしまっています。

ただ、高い場所にある「アル マーレ」からの海辺の眺望には幸いなことに影響はありません。また、東側の監視員が配置されている本当の「東浜海水浴場」、JR東浜駅のすぐ北側、そして陸上パーキング付近の砂浜の浸食は進んでいません。

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