2023/10/20付ブログ記事「新潟山形南部連絡道路の鷹ノ巣道路区間、事業化25年後も部分開通のメドさえなし」の続報です。
国土交通省羽越河川国道事務所による鷹ノ巣道路の見える化プロジェクトである「たかのす便り」の第30号が、2024/5に同事務所のサイト上で公開されました。
https://www.hrr.mlit.go.jp/uetsu/contents/newinfo/takanosudayori/2024/20240515takanosudayori30.pdf
<令和5年度に完成した工事>
1号橋梁全体、2号橋梁の下部工、7号橋梁の下部工
<令和6年度も継続する工事>
1号トンネル工事(令和7年度完成予定)
<令和6年度に新たに着手する工事>
・2号橋梁の上部工(令和6年度は工場で桁を製作し、令和7年度に現地に設置)
・沼地区他改良その7工事(大内渕地区および沼地区の土工事など)
・片貝地区改良その2工事(6号橋梁の工事用道路)
となっており、工事の槌音が響く区間が少しずつ増えています。もっとも、2号トンネルや3号トンネルは相変わらず未着手ですが・・・
そして、令和5年度にめでたく完成した1号橋梁<完成写真も掲載あり>ですが、これは前回ブログ記事で都合30億円のコスト増の要因として触れた
>地区内にあるJR米坂線と交差する跨線橋の架設に先立つ協議で、JR東日本側から「列車運行の安全性を確保するため岩掘削が必要ない送り出し架設にすること」「橋梁架設時に地震が発生しても軌道に影響を及ぼさないよう耐震設備を追加すること」が求められ、
の跨線橋であり、「たかのす便り」の第29号(令和5年号)には「米坂線越後片貝・越後下関間 鷹ノ巣Bo新設他工事(JR委託)」として掲載されています。2016年3月末に着工し、2023年11月末に完成したものの、JR米坂線は周知のとおり2022年8月の豪雨で被災して運転再開どころか復旧工事着手のメドも立っていない状況です・・・ このある意味皮肉な事実に気がつくメディアとかライターさんは果たして登場するでしょうか?