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秋田県内陸部の国道105号大覚野峠防災、ついに工事着手へ・・・2024/12/16に起工式開催

国道105号は秋田県内を南北に結ぶ(由利本荘市~大仙市大曲~仙北市角館~北秋田市鷹巣間)県管理の国道ですが、このうち仙北市と北秋田市(平成の大合併前の西木村と阿仁町)の間にある大覚野峠付近は急峻かつ脆弱な地形のため、雪崩・倒木や土砂崩れ等による通行止めがよく発生し、さらに急勾配・急カーブが連続しています。

そのため、国の直轄権限代行事業としてこれらをトンネルなどで回避する「大覚野峠防災」5.7km区間が2021年に事業化され、

https://www.thr.mlit.go.jp/noshiro/jimusyo/gaiyou/r03_gaiyou/douro_doc07.pdf

これまで東北地方整備局能代河川国道事務所が中心となって調査設計・用地買収等を進めてきましたが、ついに現地での着工の運びとなりました。

https://www.thr.mlit.go.jp/noshiro/k_hap/R06/061128_1douro.pdf

起工式は2024/12/16に大覚野峠の仙北市西木町側の麓にある「多世代交流施設 山鳩館」で開催されます。

ちなみに、現在の大覚野峠前後の国道105号は1974年に開通しましたが、それ以前には自動車の通れる道はなく、江戸時代以前はともかく昭和の時代には峠の両側の日常的な交流はほぼなかったようです。上記資料を見ても、広域的な道路ネットワークの信頼性の確保が第一の目的とされています。一方、国道105号は角館~鷹巣間で秋田内陸線(第三セクター「秋田内陸縦貫鉄道」が運営)と並行していますが、同鉄道の大覚野峠付近は国道とは別ルートとなっており、長さ5697mの長大トンネル「十二段トンネル」で貫いています・・・付近のGoogleMapはこちら この鉄道は旧国鉄時代から計画されていましたが、開業したのは第三セクター化後の1989年です。

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