2023/6/19付ブログ記事「大阪・金剛山へのアクセスバスが土砂崩れで一部運休中」の続きです。
バス道路の府道は金剛登山口の先で全面通行止めですが、う回路は一応あります。
上記ブログで紹介した石段の道をそのまま降りると、府道から見ればはるか谷底に位置する千早川沿いに出ます。その川沿いの細道は被災しておらず、普通に上流に向けて歩けます。
途中には村営の診療所がありますが、週2日の午後の1時間半だけしか診療しておらず、しかも「施設の老朽化や受診環境に問題があり、試行的に1か月間休診中」とのこと。これで問題がなければ正式に廃止という段取りなのでしょう(村役場の近くにはずっと立派な診療所があり、ここはその出張所という位置づけ)
その先には完全に廃屋と化した工場があり、その横を抜けると久々に人の気配が・・・ ルアー・フライフィッシング用の釣り堀がありますが、ここには受付はなく、本来は「上の府道沿いにあるマス釣り場の事務所で受け付けてここまで車で下りてくる」仕組みです。
その府道に通じる村道との分岐点。この先の川沿いの道路は事実上マス釣り場の専用道(道沿いに駐車スペースが並ぶ)で、それ故に直進禁止です。
坂を上って府道に出ると、通行止め区間の終端側に出ました。復旧工事の様子はありません。あとで道路管理者(富田林土木事務所)に聞いてみると、現在業者に復旧方法の調査依頼中とのことで、現時点で復旧工事着手のめどは全く立っていないとのこと。
マス釣り場は普通に賑わっています。
マス釣り場の近くにはバス停がありますが、何故か金剛バスと南海バスで別々の場所にあります。南海バスの標柱には運休中の掲示がありますが、金剛バスの標柱には見当たりませんでした。
さらに1kmほど交通量が僅かな府道を歩きます。道路沿いには有料駐車場がありますが、近年は全く稼働していなさそうです。
ようやく、ロープウェイ前のバス折り返し場に出ます。もしロープウェイが健在の頃にこのような土砂崩れがあれば、何らかのバス代行輸送の対応が必要だったことでしょう(ロープウェイは軽装のハイキング客や山上の一般向け宿泊施設に泊まる客も相手にしており、金剛登山口バス停から延々3kmを歩かせるのは酷)
こちらも、南海バスの標柱には運休中の掲示がありますが、金剛バスの標柱には見当たりませんでした。
ここまで書いてお分かりの通り、川沿いの細道は千早川マス釣り場(大雨による被災は免れ普通に営業中)へのアクセス道路として使われています。マス釣り場の公式サイトに2023/6/13付で掲載された記事によれば、「村道に入って迂回してもらいます、6月10日から要所に交通整理員が駐在して頂いています。指示に従って下さい、よろしくお願い致します。道は狭いです!」とのこと。
(つづく)