全国交通ニュースブログ

日本海沿岸東北自動車道・山形秋田県境付近の状況について

新潟県~山形県庄内地方~秋田県~青森県を結ぶ「日本海沿岸東北自動車道」のうち、遊佐比子IC~遊佐鳥海IC間6.5kmについて2024/3/6に開通すると発表されました。

https://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/kisya/kisyah/images/98073_1.pdf

令和の世が始まる時点では秋田市以南で以下の3区間がミッシングリンクとなっていましたが、

1.朝日温海道路(新潟県村上市<旧朝日村>~山形県鶴岡市<旧温海町>)・・・国道7号のバイパスとして建設

2.酒田みなとIC(山形県酒田市)~遊佐町内・・・新直轄方式で建設

3.遊佐象潟道路(山形県遊佐町~秋田県にかほ市<旧象潟町>)・・・国道7号のバイパスとして建設

2のうち酒田みなとIC~遊佐比子ICは2020/12/13に開通しており、残る区間が今回開通するわけです。

ただ、リリース文および遊佐町公式サイト内の詳細図を見ればわかるように、2と3の境界に相当する遊佐鳥海ICは国道7号には接続しておらず、2車線とはいえややローカルな国道345号を2km近く走らねば国道7号に合流することができず、明らかに遠回りです。したがって、秋田県内との相互間の交通のほとんどは1つ手前の国道7号に直接つながる遊佐菅里ICを利用することとなり、遊佐菅里IC~遊佐鳥海IC間の交通量は遊佐象潟道路の遊佐町内区間の開通までは相当少なくなるかも。

さて、遊佐鳥海IC以北の遊佐象潟道路ですが、2013/5に事業着手となり、2016年に工事着手となりました。

https://www.thr.mlit.go.jp/akita/road/01_gaiyou/02_yuza/gaiyou.html

このブログ記事を書いている時点では、秋田県内の小砂川IC~象潟IC間が2025年度開通予定・県境区間の遊佐鳥海IC~吹浦IC~小砂川IC間が2026年度開通予定となっています。

吹浦ICは国道7号に直接接続する予定となっており、遊佐鳥海IC~吹浦ICを先に開通させれば遊佐菅里IC~遊佐鳥海IC間の閑古鳥状態?は早期に解消できそうですが、果たして・・・ Google航空写真を見る限り遊佐鳥海IC~吹浦IC間の大半を占める平坦部分の用地買収は100%完了しており、丘陵地となる吹浦IC付近も工事が本格化しつつある(2023/7時点のストリートビュー参照)ので、その可能性は決して低くはなさそうです。

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