2024/10/1付ブログ記事「続: 山陽電鉄網干駅とたつの市御津町を結ぶバスは2024/9/30限り消滅」の続報です。
2024/9/30限り廃止となったウイング神姫大浦線(山電網干~御津中学校前~室津~大浦)および下余部線(山電網干~上余部~東芝~JR網干~ツカザキ病院~山電網干)の廃止後の様子を見てきました。
たつの市民病院前のバス停を発車するたつの市コミュニティバス。手前のバス停を見ると、コミバスの標柱の隣に台座が見えます。
つい最近まで2つの標柱(コミバス用と一般路線用)が並んでいましたが、廃止に伴い一般路線用は撤去され台座だけが残りました。
御津総合支所前バス停にやってきたたつの市コミュニティバス大浦線のバス。ジャンボタクシーサイズでICカードは使えませんが、この車両はウイング神姫大浦線の最終期に使用されていたものの転用です。
国道250号沿いの苅屋東口バス停跡。こちらはコミバスのルートから外れているため本当に廃止となり、標柱の台座だけがポツンと残されています。彼方に見えるマンションは、川向かいの姫路市網干地区に建っています。
下余部線の東芝寮前バス停跡。西行バス停跡は標柱の台座だけが残され、寮の前にある東行バス停跡はこれに加えベンチも残されています。
こちらは東芝バス停跡。名前の通り東芝姫路工場の正門前にありました。かつては蛍光灯や液晶などの一大製造拠点でしたが、組織としては残っているものの、10年以上前にこの敷地内での自社による生産活動は終了しており、大半は空き地になっています。北行(正門右側)・南行(正門向かい側)とも上屋の下に複数のベンチが置かれたのりば跡が残っており、かつての栄華を偲ばせます。
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/202203/0015157452.shtml
正門向かい側の南行バス停跡。こちらは標柱が残されています。
ここでは金属製の標柱が道路に埋め込まれており、簡単に撤去できません。時刻表や廃止の告知は既に撤去されていますが・・・
神姫バスではなく姫路市営バスの路線図が貼られたままになっていました! ここを通る路線は2009/3/28付で姫路市営バスから神姫バスグループに移管されました<市営バス自体はその1年後に廃止>、バス停としての最期までついに外されることはありませんでした。