その1はこちら
しばらく京都駅前で観光特急バスの様子を見ていましたが、いずれの便も立客多数で出発していきます。意外だったのが、Suicaやカープ柄のICOCAなど「明らかに地元民でない方が普通にICカードをタッチして乗車する例」がそこそこ見られたことです。中には現金で乗車する観光客もおられました。運賃が高かろうが、一般のバスよりも停車地が少なく早く着けることを期待してなのかも。
さて、今回のダイヤ改正では、他にも観光客向けの路線(運賃は一般路線と同額)を充実させています。京都駅前のバスのりばの手前には、こんな形での宣伝が・・・
102系統はコロナ前に運行していたものの復活、105・106の両系統は繁忙期に系統番号なしで運行していた臨時バスの通年土休日限定運行化です。
そのうちの105系統で平安神宮近くまで行き、同所での観光特急バスのバス停の様子を見に行くことにしましたが・・・
本来発着するはずのA1のりば(同じく平安神宮・銀閣寺方面に行く5系統と同じ)のデジタルサイネージでは無視されています! 実際には9:34と10:04に発車するのですが。ついでにいうと、バス停の標柱に組み込まれているバスロケも調整中状態でした。
したがって、誰も乗車しようとしません(皆さん5系統を待っています)。バスの運転手や駅前の案内担当者に聞いてみましたが、「初日だから仕方がない」という反応でした。それを言うなら観光特急バスだって初日なのですが。
私はこの次の10:04発の便に乗車しましたが、京都駅発車時点で乗客は僅か3人で、結局平安神宮前バス停(正式名称は「岡崎公園 美術館・平安神宮前」)まで誰も乗車しませんでした。いずれの途中バス停でも多くの客が待っていたのですが、おそらく「ネット上に情報のない謎のバス」としか認識されなかったのでしょう(笑)
その「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停の上屋(バス時刻表などの案内スペース付き)。両方向とも観光特急が他のバスと運賃など扱いが違うことがアピールされていましたが、これだけでは足らないとみて、案内要員が配置されていました。
ただ、道路渋滞はいかんともしがたく、両方向とも所定で10:30発のバスは9分遅れでやってきました。まあ、5系統あたりはもっと遅れていたかもしれませんが。
この後、哲学の道経由で銀閣寺前バス停に移動しました。
(つづく)