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福井空港利用促進のため県がビジネスジェットに補助

福井市の中心部まで車で20分ほどのところに、福井空港があります。福井県が管理していますが、現在定期航空便は発着していません。

https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/fukui-airport/index.html

1966年に開港し、当初は東京への定期便が発着していましたが、滑走路の長さが1200mと一般的なジェット機に対応していなかったため、1973年に小松空港がジェット化されると途端に利用が激減し、1976年に定期便がなくなりました。周辺は田園地帯ですが滑走路の先には両側とも古くからの集落があり、小松空港で代替がきくということか現在まで延伸はなされていません。

現在は、主に防災・警察のヘリコプターの基地として、そして関西を含む大学の航空部のグライダーの拠点です。

ただ、県は昨今の情勢から「不特定多数との接触を避けられる移動手段」としての企業の小型ジェット機(ビジネスジェット)によるチャーター便のニーズがあるのではと考え、2021年度から県内企業を対象とする保持制度を新設しました。定員4名のビジネスジェットであれば、1200mの滑走路でも対応可能なのですね。

https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20210408-OYTNT50062/

機体を福井空港まで回送する費用の全額、目的地への運航経費の半額を補助するそうで、福井~仙台の往復であれば企業側の負担は3分の1の40万円で済み、所要時間も在来線~新幹線乗り継ぎの4分の1の1時間と大幅に短縮されます。

3月の関係者向けの試乗会の模様は、福井新聞がYouTubeに動画をアップしています。

https://www.youtube.com/watch?v=8Wdn5txiYPo

運航担当は、岡南飛行場(かつての岡山空港)隣接地に本社をおく岡山航空です。

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