西口・東口とも面目を一新する一方、1972年のオープン以来半世紀にわたり温泉街の玄関口として多くの観光客を迎えてきた橋上駅舎については、リニューアルの予定はなさそうです。
その1で紹介した西口の駅前賑わい施設「アフレア」の1階を通り抜けると、その橋上駅舎に通じる階段がありますが、平成初期の香りが漂ってきます。以前はアフレアの場所にバスのりばがあり、あわら温泉に宿泊する観光客にとってはベストポジションでした。
アフレアの南側にも橋上駅舎に通じる階段があります。もともとの駅舎のうち外から見える部分だけリニューアルされていることがわかります。
北陸新幹線敦賀延伸と同時に、この駅施設一式は並行在来線を運営する福井県の第三セクター「ハピラインふくい」に移譲されます。
改札まわりの様子。右側が東口へ通じる階段です。現在は改札向かいに土産物主体のコンビニがありますが、新幹線開業と同時にその役目を終えることでしょう。
こちらは、出番を待つ新幹線駅と在来線駅の連絡通路です。
ホームの上空を、新幹線利用者のための跨線橋が通っています。在来線のホームには通じません。
あと半年あまりで役目を終える装置。
(おわり)