全国交通ニュースブログ

日田彦山線「BRTひこぼしライン」の平日朝の状況(その5)

その1はこちら その2はこちら その3はこちら その4はこちら ※これが最終回です

次の添田行のBRTは、その4で紹介したデジタルサイネージの「遅れ約3分」の表示とは裏腹に?1分遅れでやってきました。高齢者が何人も乗っています。

終点の1つ手前に「畑川(医院前)」という停留所があり、複数人が下車しました。名前の通り医院(宮城内科胃腸科医院)の玄関前にあります。

ここは、添田町バスの停留所名としては「宮城内科胃腸科医院前」となっており、添田~彦山間の廃止後も引き続き運行中の「まちなかコース」が停車します。

https://www.town.soeda.fukuoka.jp/_common/themes/joruri/bus/images/R5.8.28-machinaka.pdf

さすがに医院名をそのままBRTの停留所名(JR九州は鉄道駅と同列に扱っています)にするわけにはいかず、BRTのみ改名したようですね。「畑川」の由来は小字あたりでしょうか?

さて、数人を乗せて添田駅に到着。列車の向かい側にBRTが発着するようになっています。鉄道代行バス時代は駅のプラットホームとバスのりばの間が200m以上離れていたので大幅なサービスアップです。但し、私が乗車したBRTでは列車への乗り継ぎはゼロでした・・・

BRTの小型電気バスは、そのまま車庫に向かいます。

BRTの車庫(JR九州バス添田支店)は、余っていた鉄道用地を再整備して設置されました。青いマイクロバスは、トヨタが実証実験中の燃料電池小型バスで、実際にお客さんを乗せて走ります。

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38698038.html

https://www.jrkyushu.co.jp/train/hikoboshiline/pdf/20231227_2.pdf

この建物は、1988年に添田駅舎として建設されたものでした(建設時点でも、過去の経緯からプラットホームと駅舎はかなり離れていました)。完全に役目が変わったわけです。

新たに整備された添田駅入口には、BRTがデザインされています。

かつて鉄道が通じていた南側を望む。左側はバス専用道。

なお、添田駅のBRTの発着場所には西鉄バス筑豊の一般路線バスも発着しており、鉄道と一般路線バスとの乗り継ぎも(時刻面での接続状況はともかく)便利になりました。西鉄バス筑豊は親会社と異なり2024/1/20の値上げの対象外のはずですが、接続先の西鉄後藤寺から出ている福岡市内への高速バスが西鉄本体の運行だからか、ここにも運賃改定のお知らせが掲示されていました。

(おわり)

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