神戸市を代表する観光スポット・北野町に1998年にオープンした体験型観光施設「北野工房のまち」は、1931年に建設された旧神戸市立北野小学校(1996年廃校)の鉄筋コンクリートの校舎を改装したもので、長らく北野界隈を訪れる観光客に親しまれましたが、2023年末限りで25年の歴史に終止符を打ちました。
https://www.asahi.com/articles/ASRDX6X8MRDXPIHB004.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b92b4f01279da136ed15a37c3f354c91aadb460
来場客が減ったりテナントの撤退が相次いだりしたわけではなく、神戸市が開設25年を経て「上質な神戸のライフスタイルを発信する拠点として、来街者や地域住民に親しまれ賑わう施設」(要はもっと観光客にお金を落としてもらえる施設)にコンセプトを改めることとしたもので、新たな事業者が2024年2月から元校舎の建物の改装を開始し秋頃にオープン予定です。
https://www.city.kobe.lg.jp/a96559/2023071101.html
なお、この施設の駐車場(もと校庭)には神戸市中心部を巡る観光周遊バス「シティーループ」の北野工房のまちバス停がありますが、こちらは2024年1月以降も引き続き同じ場所で乗降を扱っています。駐車場自体も、観光バス限定で引き続き利用可能です。おそらく、新施設の名称が決定した時点あるいは新施設オープンと同時にバス停の名称は変更されるものと思われますが、このブログ記事を書いている時点のシティーループ公式サイトには、北野工房のまち閉館に関する情報自体がどこにも掲載されていません・・・
ということで、2024/1/8時点の様子を報告します。
北野工房のまち駐車場に入ってゆくシティーループバス。案内標識にはまだ「北野工房のまち」が表示されたままです。
以前は東側の道路から施設内を通り抜けて駐車場内のバス停に行けたのですが、バスと同じく駐車場入口を経由してしか行けなくなりました。
北野工房のまちバス停でバスを待っている観光客がいました。観光バスも駐車中です。
お客さんを乗せて駐車場を出てゆくシティーループバス。
旧校舎内には残務整理中の前運営事業者および元テナントの関係者しか入れません。
入口前には観光バス乗務員のための休憩所があり、2024年問題が騒がれる昨今、このバス駐車場を閉鎖するわけにはいきません。
ちなみに、北野工房のまちの1階には校長室を改装した旧北野小学校の資料室がありました。滝川クリステルさんが1年生から5年生の半ばまでこの校舎で学んだそうです。
それにしても、Wikipediaに「神戸市立北野小学校」の項目が存在しないのがかえすがえすも残念です。