2024/12/29付ブログ記事「「たまにしか運行しない京都市内観光循環バス」のその後」で紹介したケイルック社が運行する京都駅から京大病院に行くのに便利なバス「Hoop」に乗ってきました。
このバスの運行時間帯は平日と土休日で大きく異なります。平日は朝7時台から夜19時台まで運行しているのに対し、土休日は午前中の運行はなく京都駅八条口発の初便は13:30発です。これはあくまでも京大病院を目的地とする方の利用を主眼としており(京都駅~四条河原町間などそれ以外の利用も可能ですが)、土休日は入院患者の面会時間(14時~20時まで)に合わせているためです。
乗り場には10人以上の客が待っており、外国人観光客と思われる方もおられました。京都駅から四条河原町に直接行くことのできる公共交通はバスのみですが、烏丸口から出ている市バスはいつも大混雑であり、もしかすると口コミサイトでこのバスの便利さが紹介されている(いつも空いており、現金と交通系ICカードしか使えない市バスと異なり多種多様なキャッシュレス決済手段に対応している)のかもしれませんね。
多種多様なキャッシュレス決済手段に対応している件は、バス停でもバスの車体でもアピールされています。運賃は前乗り前払いです。
ただ、最大の問題は「キャッシュレス決済に時間がかかる」ことだったりします。
街中の飲料自販機のように「カードやスマホを近づけると自動的に利用するキャッシュレス手段を認識し、速やかに決済がなされる」のではなく、運転手さんが1人1人に利用するキャッシュレス手段を確認し、ハンディターミナルを操作して該当する手段のアイコンをタップし、その後でハンディターミナル上部のセンサーにカードやスマホを近づけて決済音が鳴るのを確認する。クレカの場合はさらにハンディターミナルから決済票が出力されるのを待つ」という悠長なプロセスとなっています。しかもセンサーの感度が弱く設定されているようで、私の前のお客さんは3枚目のクレカでようやく認識してくれたようです・・・ この便の場合、結局大半の方がキャッシュレス決済だったようで、処理時間は全員で5分以上に達し、定刻より3分ほど遅れての発車になってしまいました。
車内には何台ものデジタルサイネージが設置されています。「京大病院に行くのに便利なバス」だけあって、一般的な案内や企業広告に加え京大病院がらみの各種案内も表示されます。
最初のバス停である「祇園・四条河原町」(場所は四条河原町交差点のやや北側)には14:17頃に到着。半数の客が下車しました。ここでの乗車客はなし。
この先はすこぶる順調に走り、京大病院前にはほぼ定刻に到着。私ともう1人以外は全員ここで降りました。代わって(循環バスのため)京都駅方面に向かう客が数人乗車しますが、やはりキャッシュレス決済に時間を要していました。私ともう1人も次の京都大学前で降車。
蛇足ですが、「Hoop」と同じバス停から発車する「K'LOOP(たまにしか運行しない京都市内観光循環バス)」の案内板にも、次の運行日は書かれていませんでした。