「災害対策(豪雨・地震・津波など)」「緊急輸送経路」「イベント対応」といった大義名分がないこともありなかなか予算が回ってこず、工事進捗がはかばかしくない清滝生駒道路ですが・・・
2024/4/26に近畿地方整備局公式サイトで公表された直轄事業の事業計画(令和6年度当初予算分)によれば、2024年度の予算額は17億5000万円にとどまっています。
大阪府内部分・・・3500万円
https://www.kkr.mlit.go.jp/profile/yosan/r6/lbhrsn000000j2pj-att/osakahu240424.pdf
実施予定の工事=調査設計および取得用地管理工事のみ
奈良県内部分・・・17億1500万円
https://www.kkr.mlit.go.jp/profile/yosan/r6/lbhrsn000000j2pj-att/naraken240424.pdf
実施予定の工事=調査設計、鹿畑地区ほかにおける用地取得、鹿畑地区における公共移設補償/改良工事、芝・宮方地区における橋梁下部工事
「鹿畑地区」は学研奈良登美ヶ丘駅北側付近(2024/3/2付ブログ記事「清滝生駒道路、学研奈良登美ヶ丘駅北側の工事の様子(2024/2/末)」参照)、「芝・宮方地区」は2023/1時点で橋脚建設工事が進んでいた高山大橋交差点付近のエリア(2023/1/19付ブログ記事「2023/1時点の清滝生駒道路未開通区間の現況(その7)」参照)が該当します。
つまり、これら以外で過去に既に土木工事に着手され一部構造物ができている区間(全て過去に当ブログで報告済)において、少なくとも2024年度前半には更なる工事進捗は望めないことになります。
・下田原ランプ~府県境間(盛土・ボックスカルバート・跨道橋といった道路構造物がほぼ完成)
・府県境の天の川を渡るあたり(橋梁下部工事が一部完成)
・生駒市ひかりが丘付近(一部分について道路構造物がほぼ完成)
ちなみに、事業パンフレットのほうは実際の工事の進捗にかかわらず2024/3に更新されており、清滝生駒道路の事業主体である浪速国道事務所のサイトで公開されています。
https://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/prj/05/l5rvdn0000000cix-att/l5rvdn0000000cmm.pdf
ということで、2024/5/18に現地を見てきたので、逐次報告予定です。