2022/7/30付ブログ「香川県の女木島の路線バスの新旧交代」の続きです。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期が始まり、女木島はアート鑑賞客や海水浴客で賑わっています。
鬼ヶ島の洞窟に行くバスを運行する事業者は(前の事業者が運行停止処分を受けたため)変わり、運転手さんもバス車両も全面入れ替えとなりましたが、運行形態は以前と全く変わっていません。
・到着したフェリーを受けて発車するが、客数に応じて台数が1台~3台の間で変わる・・・この日の昼間は3台とも出払いました
・運賃を車内で支払うのではなく、港のターミナル内の乗車券うりばで往復乗車券を買って乗車する・・・バスで洞窟に行った観光客は必ずバスで港に戻りますからね
3台のバスのうち1台は、鬼ヶ島を意識したラッピングが施されています。マルイ観光バスのメインキャラクターという「まるいわんこー」は、同社がバスツアーとして運行する屋根なし2階建てバス「瀬戸内そらバス」にも描かれています。
1台目が発車した2分ほど後に2台目が発車していき、最後はバスがいなくなりました。
ただ、乗車券うりばの方に聞いたところ、マルイ観光バスが運行するのは「前の事業者の安全性改善のお墨付きが四国運輸局から出るまで」とのことです。せっかく自社オリジナルキャラを用いた鬼ヶ島ラッピングバスまで登場させたのに・・・とも思いますが、今後の推移に注目です。
ちなみに、島内の集落では芸術祭鑑賞客用の道路が指定されており、それ以外の道路や路地は一切立入禁止です。船に乗り遅れそうになっても、近道は許されません。住民の大半が高齢者だからのようですが、
一方では海水浴場は老人クラブが仕切っていたりします。