阪急バスは2023/3/31付で国土交通省に大阪エリア・兵庫エリアの運賃値上げを申請しました。
https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20230331n.pdf
値上げは2段階となっており、現在の運賃が220円の区間の場合「2023/9/1から10円アップの230円とし、2024年秋からさらに10円アップの240円とする」とのこと。ちなみに上限運賃は250円です。
北摂山間部や川西市北部エリアなどに適用される対キロ区間制運賃区間の場合、現在の初乗り運賃は160円（宝塚市北部の旧阪急田園バスエリアのみ170円）ですが、2023/9/1から170円に統一され、2024年秋には180円になります。
なお、均一制区間のうち「有野藤原台地区」は、もともと神戸市バスが均一運賃で運行していた路線を阪急バスが引き継いだという経緯から現在も神戸市バスと同額の210円となっており、2023/9/1段階では値上げの対象から外されています。もっとも、神戸市バスもいつ値上げ申請をするかわかりませんから、2024年秋の段階で値上げがあるかどうかは何とも言えません。
ちなみに、特殊区間制区間のうち、尼崎市内および伊丹市内については1区の運賃は220円ではなく210円となっています。
https://www.hankyubus.co.jp/rosen/fare/itami_201217.pdf
これは、尼崎市バスと伊丹市バスが210円均一運賃であり、阪急バスがそれに合わせる形で10円安く設定していたためです。尼崎市バスは2016/3/19限りで事業廃止となり翌日から阪神バスに移譲されましたが、阪神バス側は引き続き尼崎市内線として210円均一・前乗り中降り（他の阪神バスの路線は中乗り前降り）を継続しています。ただ、阪神バスも2023/9に尼崎市内線を230円に値上げする予定となっており、2023/9以降尼崎市内の1区も230円になりそうですね。一方、このブログを書いている時点では伊丹市バスは値上げを申請していません。
