今年も、早くも4月後半です。久々の登場となりますが、あいすみません。この4月まで「新会社立ち上げ」という大仕事をしておりまして、ほんと時間がない!
この新会社のことは、この次くらいに書きますが、今日は明日のアースデイ2015にむけて「パワーシフトキャンペーン」のご紹介。
もうすぐ電力小売完全自由化
2016年から電力小売の完全自由化がはじまります。でも、そのことを知っているのは、電力消費者の何パーセントなのでしょう?
さらに「電力自由化」という言葉は知っていても、「その意味」を理解している人はどのくらい、いらっしゃるのでしょう。
この言葉は電気を売る側に立った言葉です。誰でも、一般家庭に自由に電気を売ることができる・・いまは一般電気事業者だけですが。
一般電気事業者は、東京電力や関西電力など、いわゆる「電力会社」と呼んでいるところ。
一般家庭とコンビニのような低圧電力の事業所以外は、じつはすでに「自由化」されていて、エネットとかサミットとかという新電力も電気を販売できています。
でも、そのシェアは4%程度ですが。
ですから、2016年からは、「誰でも」「一般家庭やコンビニなどの事業所に」「電気を売ることができる」というのが、「電力小売完全自由化」の意味。
消費者側から見ると、今年度までは工場やビルなどの「大口」の「高圧・特別高圧の電気」を使っていた事業者だけが、電力会社以外の新電力から電気を買えたのだが、来年度からは誰でも(あなたも!)新電力から買えるようになるということです。
「電気を選べる」とは、つまり「電力会社を選べる」ということ。ただし、そんなに電力会社(新電力)があれば・・ということになりますが。
「選ぶ」ための基準としては、マスコミでは値段のことがよく紹介されています。「安い」電気が選べる・・と。
それによって、電気の価格が下がり、産業界や景気にもいい影響があると・・。
じつは違います。産業界はほとんどすでに「自由化状態」だったのです。でも、新電力のシェアは4%そこそこ。
産業界のエネルギーコストは下がるどころか、円安と「原発停止を理由とした」値上げで、どんどん上がっています。
たぶん、日本では電気の値段は下がりません。
もしも「安い」電気として売り出されるとすれば、おおむね石炭です。地球温暖化には逆行します。
消費者としては、もっと違う評価軸も考えて良いのではないでしょうか?
たとえば、「原発でも化石燃料でもない」「環境を破壊していない」「市民や地域が豊かになる」などです。
違う角度から見ると、「消費者が選ぶ電気」が、これからは日本のメインの電気になっていくということです。
消費者が選ぶことによって、発電所のラインナップが変わって行くかも知れないのです。
だから「パワーシフトキャンペーン」
そんなことを考えていただくためのキャンペーンがはじまっています。それが、「パワーシフトキャンペーン」。
太陽光や風力、小水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーの電気を「選ぼう!」というキャンペーンです。
電気の契約を電力会社から新電力に切り替えることを「スイッチ」と呼びます。政府の電力システム改革のなかで、正式に名づけられた専門用語。再生可能エネルギーの電気を選ぶには、再生可能エネルギーの電気を供給する新電力に「スイッチ」しないといけません。
で、それは、どうやったらできるのか・・、明日からのアースデイ東京2015のあちらこちらのトークステージに登場して私がお話をします。
お近くの方は、ぜひ、この土日、代々木公園のアースデイ東京2015においでください。
アースデイ東京2015
ステージプログラムに3回登場します!
http://www.earthday-tokyo.org/2015/04/09/2442
○4月18日
オフィシャルトークステージ
16:15 Yes, Peace !「エネルギー」パワーシフトキャンペーン
~持続可能な電気の選び方を考えよう!
【ゲスト】竹村英明(エナジーグリーン)、吉田明子(FoE Japan)
○4月19日
「経済」テーマトークテント みんなが幸せになれる経済って?
11:40~ Yes, Peace!なエネルギーを実現するための経済の仕組み
竹村英明×ゼロノミクマ
○4月19日
オフィシャルトークステージ
17:00 エンディングトーク
【ゲスト】竹村英明(エナジーグリーン)、ハッタケンタロー(種まき大作戦)
以上です。
写真は去年の、いや、もう1年前の様子。
この新会社のことは、この次くらいに書きますが、今日は明日のアースデイ2015にむけて「パワーシフトキャンペーン」のご紹介。
もうすぐ電力小売完全自由化
2016年から電力小売の完全自由化がはじまります。でも、そのことを知っているのは、電力消費者の何パーセントなのでしょう?
さらに「電力自由化」という言葉は知っていても、「その意味」を理解している人はどのくらい、いらっしゃるのでしょう。
この言葉は電気を売る側に立った言葉です。誰でも、一般家庭に自由に電気を売ることができる・・いまは一般電気事業者だけですが。
一般電気事業者は、東京電力や関西電力など、いわゆる「電力会社」と呼んでいるところ。
一般家庭とコンビニのような低圧電力の事業所以外は、じつはすでに「自由化」されていて、エネットとかサミットとかという新電力も電気を販売できています。
でも、そのシェアは4%程度ですが。
ですから、2016年からは、「誰でも」「一般家庭やコンビニなどの事業所に」「電気を売ることができる」というのが、「電力小売完全自由化」の意味。
消費者側から見ると、今年度までは工場やビルなどの「大口」の「高圧・特別高圧の電気」を使っていた事業者だけが、電力会社以外の新電力から電気を買えたのだが、来年度からは誰でも(あなたも!)新電力から買えるようになるということです。
「電気を選べる」とは、つまり「電力会社を選べる」ということ。ただし、そんなに電力会社(新電力)があれば・・ということになりますが。
「選ぶ」ための基準としては、マスコミでは値段のことがよく紹介されています。「安い」電気が選べる・・と。
それによって、電気の価格が下がり、産業界や景気にもいい影響があると・・。
じつは違います。産業界はほとんどすでに「自由化状態」だったのです。でも、新電力のシェアは4%そこそこ。
産業界のエネルギーコストは下がるどころか、円安と「原発停止を理由とした」値上げで、どんどん上がっています。
たぶん、日本では電気の値段は下がりません。
もしも「安い」電気として売り出されるとすれば、おおむね石炭です。地球温暖化には逆行します。
消費者としては、もっと違う評価軸も考えて良いのではないでしょうか?
たとえば、「原発でも化石燃料でもない」「環境を破壊していない」「市民や地域が豊かになる」などです。
違う角度から見ると、「消費者が選ぶ電気」が、これからは日本のメインの電気になっていくということです。
消費者が選ぶことによって、発電所のラインナップが変わって行くかも知れないのです。
だから「パワーシフトキャンペーン」
そんなことを考えていただくためのキャンペーンがはじまっています。それが、「パワーシフトキャンペーン」。
太陽光や風力、小水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーの電気を「選ぼう!」というキャンペーンです。
電気の契約を電力会社から新電力に切り替えることを「スイッチ」と呼びます。政府の電力システム改革のなかで、正式に名づけられた専門用語。再生可能エネルギーの電気を選ぶには、再生可能エネルギーの電気を供給する新電力に「スイッチ」しないといけません。
で、それは、どうやったらできるのか・・、明日からのアースデイ東京2015のあちらこちらのトークステージに登場して私がお話をします。
お近くの方は、ぜひ、この土日、代々木公園のアースデイ東京2015においでください。
アースデイ東京2015
ステージプログラムに3回登場します!
http://www.earthday-tokyo.org/2015/04/09/2442
○4月18日
オフィシャルトークステージ
16:15 Yes, Peace !「エネルギー」パワーシフトキャンペーン
~持続可能な電気の選び方を考えよう!
【ゲスト】竹村英明(エナジーグリーン)、吉田明子(FoE Japan)
○4月19日
「経済」テーマトークテント みんなが幸せになれる経済って?
11:40~ Yes, Peace!なエネルギーを実現するための経済の仕組み
竹村英明×ゼロノミクマ
○4月19日
オフィシャルトークステージ
17:00 エンディングトーク
【ゲスト】竹村英明(エナジーグリーン)、ハッタケンタロー(種まき大作戦)
以上です。
写真は去年の、いや、もう1年前の様子。
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