どこまでいきる

  ・✳日本いのちの電話✳・

   0120(783)556
   0570(783)556 

ラットでは生後わずか二週間で起こるが 人間では12年かかる

2020年06月06日 08時14分12秒 | メス化する自然

 

 

・・・略・・・

 

米軍嘉手納基地の川で高濃度汚染 有機フッ素化合物、流出の懸念 

 

「その値は非常に興味深いものでした。

水道水を飲んでいる人々に何かしら影響を及ぼしているのではないか

ひょっとして 男性の生殖に悪影響を与えている犯人だろうか

腰を据えて考えることにしたのです」とサンプターは言う。

 

ほどなくサンプターはエジンバラのリチャード・シャープ博士に連絡して

魚に関する発見と 彼らが興味を持っている化学物質について説明した。

「これらの化学物質が人間に害を及ぼしている可能性は十分あります。

もちろん このことは大きな波紋を呼ぶことでしょうし

この問題を追及することは非常に重要です。

いまこそ これらの化学物質を研究しなければ

20年 30年先では 手遅れかも知れません

 

シャープとサンプターは共同研究を決めた。「ものすごく長い間電話で話した。

アイディアを交換したり より良い取り組み方を考えたり」とシャープは回想する。

途方もない大問題だった。これらの化学物質が人間にエストロゲン類似作用を

及ぼしているかどうか それを知る手がかりを与えてくれる研究を立案するのは

容易なことではなかった。

 

解決しなければいけない難問が山積みだった。

まず最初に たとえ魚に対してエストロゲン様作用があるとしても

哺乳類にはどうだろう?

魚と哺乳類とは生息環境こそ異なるが

生殖をつかさどるホルモンに関しては まったく違いがない。

同じホルモンを持ち それが同じ機能を果たしている。

したがって 魚に影響を与えるホルモン類似化学物質が

哺乳類にも影響することは 十分考えられる。

さて その量となると 更に難しい問題だった。

 

農水省の水槽での実験では 魚は数週間で顕著な反応を見せた。

一方人間は生涯にわたってそれらの物質にさらされる可能性があるが

その量ははるかに少ない。これを評価するのは容易ではない」

 

「当然ながら 人体実験をするわけにはいかない とはいっても

知らないうちに環境中では 実質的な人体実験が進んでいるかも知れないわけだが」

とシャープは説明する。

「だがいずれにしろ ここでもう一つ問題が発生する。

どのようにして動物のデーターを人間に関連付ければよいのか?

動物への影響を立証できれば

それが人間にも起こりかねないということの それなりの根拠になるだろう。

残念ながら その逆は成立しない。

 

動物への影響が証明できないからと言って それが人間に起きないとは言えない・・・

セルトリ細胞の数の増大を例にとれば ラットでは生後わずか二週間で起こる。

人間では12年かかる。12年間の暴露期間を再現するのは どう考えても不可能だ。

 

https://www.pinterest.jp/pin/596515913135619535/

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モッコクに花が咲くそうな・... | トップ | Crimson Desert (紅の砂漠) ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

メス化する自然」カテゴリの最新記事