どこまでいきる

  ・✳日本いのちの電話✳・

   0120(783)556
   0570(783)556 

すでに食品や 食品包装材 さらには乳幼児粉ミルクや哺乳瓶などから こういった化学物質を検出していた。

2020年06月28日 08時13分04秒 | メス化する自然

 

 

・・・略・・・

 

「ホライズン」のインタビューで シャープはこう説明した。

「この結果には大変驚いた。なぜなら 投与した化学物質はごく微量で

1リットル当たり1ミリグラムを妊娠中のメスの飲み水に与えたに過ぎない。

だから きっと影響など現れないだろうし 

これらの化学物質には害作用がないという結果が出るものとばかり思っていた。

ところが このような結果が出て大変驚いた。

もちろん 変化はごく小さいものだったから 正確を期すために

実験を何度か繰り返さなけばならなかった。

その結果 私たちは これは真実だと確信した」

 

なんど実験を繰り返しても 得られる結果はほぼ同じだった。

平均で精巣サイズが7% 精子数が12~13%減少していた。

ジョンサンプターもまた 同じく心配していた。

「この結果は非常に重大です」と彼は「ホライズン」に答えた。

「私が知る限り子宮内で低レベルのエストロゲン様化学物質にさらされることによって

成長後の動物の精子数が減少することを示したのは この実験が初めてだったからです。

これによって 人間が同レベルの化学物質にさらされれば 精子数の減少を招くことを

あと一歩で立証できるところまで来たと考えられます。

人体実験は不可能だし 許されもしない。

だからこのことは エストロゲン様化学物質が精巣や精子産生に

影響を及ぼすという仮説の立証に 限りなく近いと言えます。

まるで 手が届きそうなほど近いのです」

 

「要するに もし人間がこれらの化学物質を実験動物と同程度に浴びているとしたら

同じような結果が出ることを覚悟しなければならない可能性があると言う事だ」

シャープは念を押した。

 

彼らが語っていることの重要性は その真剣な口調によっていっそう重みを感じさせた。

シャープは科学的データーを誇張せずに率直に語り この分野の権威者としての核心を感じさせた。

サンプターは細部や正確さを 厳格なまでおろそかにしようとしない。

二人とも この二年間に収集したデーターが示す

生殖にまつわる長期的な影響の存在に心を痛めていた。

 

当然ながら 次の段階は人間の暴露量の評価だ。

それはラットに与えられた量と一致するだろうか?

英国でもヨーロッパでもアメリカでも 

化学物質の人間への暴露量を測定する研究が すでに進められていた。

シャープもサンプターも知らなかったが

英国農水省などの研究チームは

すでに食品や 食品包装材 さらには乳幼児粉ミルクや哺乳瓶などから

こういった化学物質を検出していた。

この問題の全体像とその複雑さが 今まさに白日の下にさらされようとしていた。

 

https://www.pinterest.jp/pin/596515913135125443/

 

 

 

 

 

ファッションサマーセール


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブラッド・ダイヤモンド (字幕... | トップ | シャッターアイランド (字幕... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

メス化する自然」カテゴリの最新記事