↑ 民主党が進める危険な法案…新首相の惑わされ、成立させて
はいけない!
松下政経塾から初の首相 政権中枢にもズラリ(産経新聞)
- goo ニュース
「政経塾政権」-。2日に発足した野田佳彦政権はこう
評される。「次世代リーダーを養成したい」との理念を掲げ、
故松下幸之助氏が設立した松下政経塾。野田首相は同塾出身者
として初めて、政界の頂点に立った。政経塾出身の国会議員は
1期生の野田首相含め38人。
今や公明党(40人)に次ぐ「第4勢力」として、名実とも
に政界の中核となりつつある。
玄葉光一郎外相(政経塾8期)、長浜博行官房副長官
(同2期)、前原誠司政調会長(同8期)、樽床伸二幹事長
代行(同3期)…。野田政権の中枢には、政経塾出身者が
ずらりと並ぶ。
首相が政務秘書官に起用した河井淳一氏も政経塾の1期後輩。
「ノーサイド」を標榜(ひょうぼう)し、挙党態勢が目立った
野田人事のもう一つの側面だ。
「おーい、前原! ビール6本追加!」
「分かりました! すいませーん。ビール6本お願いします」
平成21年夏の政権交代後に開かれた政経塾OBの懇親会には、
「先輩」の指示を受けてこまめに動き回る前原氏の姿があった。
前原氏は当時、鳩山由紀夫政権の国土交通相を務めていた。
しかし、政経塾の集まりでは、現役閣僚であっても「先輩」の
命令は絶対。席順も1期生から順に並ぶのが不文律だ。
「口先ばかりで社会経験が乏しく、組織を動かせない
頭でっかちの集団」。永田町では、こんな評判がつきまとう
政経塾出身議員だが、民主、自民両党に張り巡らされた結束の
強さは、部外者の目に脅威と映る。
民主党政権追及の最前線に立つ自民党の逢沢一郎国対委員長
は首相と同じ政経塾1期生。
逢沢氏は今も、首相のことを親しみを込めて「野田っち」と
呼ぶ。3日のテレビ朝日の番組でも「しっかりと首座を保ち
ながら日本国を引っ張ってもらいたい」とエールを送った。
「国対委員長は差し替えなければいけないかもしれないな」。
自民党幹部からは冗談ともつかない声が漏れる。
別の評価もある。1期生の鈴木康友浜松市長は「前原なんて
全然先輩の言うことを聞かない。野田君に対抗して民主党代表選
に出馬したのがいい証拠でしょ」と笑いながら語る。
あるOB議員は政経塾の体質を如実に物語るエピソードを
覚えていた。
「1、2期生のころに研修でサッカーをやったが、みんなが
『俺がシュートする』といって試合にならなかった。
チームプレーができない体質なんだ」
「ミッドフィールダーに徹してもらいたい」と党内に
呼びかけた野田首相。その脳裏には、個性が強すぎ「大人に
なりきれていない」政経塾出身者への不安があるのかもしれない。
もともとジャーナリスト志望だった野田佳彦首相が
松下政経塾の門をたたくきっかけは、父親がたまたま見かけた
「1期生募集」の広告だった。
「金権体質の(地元の)千葉を変えたいんだ。政治をもっと
国民に身近なものにしたい」
入塾後の首相はこんな理想を仲間に熱く語っていたという。
しかし、「経済や外交で議論したことはほとんどない」という、
今では信じがたい証言もある。
故松下幸之助氏が創設した政経塾だが、首相をはじめ松下翁
から直接薫陶を受けた初期の世代と、その後の世代とでは、
塾から得たものは相当違うようだ。
2期生の前杉並区長、山田宏日本創新党党首は「幸之助さん
は3期ごろまで毎月のように塾に来ていた。
『私はいつ死んでもええ』と悲壮な気持ちで語りかけていた」
と話す。
その後、松下氏は病気となり、国の行く末を憂える
「幸之助イズム」を伝授する機会は減った。
8期生の徳永久志参院議員は「1、2期はひざ詰めで指導を
受けたから、そのプライドがあるのだろう。
僕らは講義録の資料でしか読めなかった」と語る。
首相が今回の民主党代表選で争った前原誠司政調会長は
8期生。前原氏の出馬で一時は「当選圏外」とまで言われながら、
首相が意志を曲げなかったのは、1期生としての自負だった
のかもしれない。
ここに一枚の写真がある。国会議事堂を背にして中央に立つ
ブレザー姿の男性が若き日の首相だ。
撮影されたのは平成5年の衆院選直後。細川護煕元首相
率いる日本新党や新党さきがけなどの新党ブームに乗り、
政経塾出身議員は一気に15人に増えた。
写真には、自民党の逢沢一郎国対委員長のほか、前原氏や
樽床伸二幹事長代行、玄葉光一郎外相、長浜博行官房副長官
の姿が見える。
それまで政経塾は「功なり名を遂げた老人の隠居趣味」と
揶揄(やゆ)された。最初から政治家の道が保証されていた
わけではない。あるOBは「大学を出て普通は就職するのに
自分は何をしているのか。夜も眠れない日々が続いた」と明かす。
今も決して全員が順風満帆というわけではない。5年に
初当選した宇佐美登元衆院議員は、15年の衆院選で比例復活
したのを除き5度の国政選挙で落選。
スキャンダルや選挙違反で議員辞職したまま国政復帰を
果たせないOBも多い。
悪評が頂点に達したのが18年の偽メール事件だ。
当時代表の前原氏は「確証がある」と断言しながら、虚偽が
判明し代表辞任に追い込まれた。質問にゴーサインを出した
のは国対委員長だった野田氏だ。
それでも、OBの多くは政経塾の強みを強調する。
山田氏は「既得権益や利害打算にとらわれない人が多い」と
指摘する。
民主党の吉田治衆院議員(6期)も「政経塾ができるまで
は30代で国政に出ることができるのは世襲議員だけだった。
お金がないと選挙に出られないという風潮も打破した」と語る。
首相の入塾試験の面接官も務めた松下翁は、選考基準を
問われ「運と愛嬌(あいきょう)のあるやつ」と語ったという。
「経営の神様」に認められた強運は政権発足後も続くのか。
【用語解説】松下政経塾 松下電器産業(現・パナソニック)
の創始者、故松下幸之助氏が国家を担う人材育成のため、
昭和54年に私財70億円を投じて設立した財団法人。
「自修自得」が原則。在塾4年間(現在)の前半は神奈川県
茅ケ崎市の寮で共同生活を送り、政治・経済などの座学や武道、
茶道で修練に励む。後半は自ら企画した国内外での実地研修も
行う。現在の塾生は14人。OBは248人に上る。
(4日産経-gooニュースより引用させていただきました。)
>>『金をルーズにすれば、何もかもがルーズになる』
>>『「それは私の責任です」ということが言い切れてこそ、
責任者たりうる』
>>『会社に損をかけるような社長は、悪意でないというだけ
の話で、結果はどろぼうと同じことである。』
>>『どんなにいいことを説いても、
そのなすところがそれに反していたのでは、十分な説得力は
持ち得ない。』
そして…『いそげ、とにかく急げ』~松下幸之助語録より引用
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はいけない!
松下政経塾から初の首相 政権中枢にもズラリ(産経新聞)
- goo ニュース
「政経塾政権」-。2日に発足した野田佳彦政権はこう
評される。「次世代リーダーを養成したい」との理念を掲げ、
故松下幸之助氏が設立した松下政経塾。野田首相は同塾出身者
として初めて、政界の頂点に立った。政経塾出身の国会議員は
1期生の野田首相含め38人。
今や公明党(40人)に次ぐ「第4勢力」として、名実とも
に政界の中核となりつつある。
玄葉光一郎外相(政経塾8期)、長浜博行官房副長官
(同2期)、前原誠司政調会長(同8期)、樽床伸二幹事長
代行(同3期)…。野田政権の中枢には、政経塾出身者が
ずらりと並ぶ。
首相が政務秘書官に起用した河井淳一氏も政経塾の1期後輩。
「ノーサイド」を標榜(ひょうぼう)し、挙党態勢が目立った
野田人事のもう一つの側面だ。
「おーい、前原! ビール6本追加!」
「分かりました! すいませーん。ビール6本お願いします」
平成21年夏の政権交代後に開かれた政経塾OBの懇親会には、
「先輩」の指示を受けてこまめに動き回る前原氏の姿があった。
前原氏は当時、鳩山由紀夫政権の国土交通相を務めていた。
しかし、政経塾の集まりでは、現役閣僚であっても「先輩」の
命令は絶対。席順も1期生から順に並ぶのが不文律だ。
「口先ばかりで社会経験が乏しく、組織を動かせない
頭でっかちの集団」。永田町では、こんな評判がつきまとう
政経塾出身議員だが、民主、自民両党に張り巡らされた結束の
強さは、部外者の目に脅威と映る。
民主党政権追及の最前線に立つ自民党の逢沢一郎国対委員長
は首相と同じ政経塾1期生。
逢沢氏は今も、首相のことを親しみを込めて「野田っち」と
呼ぶ。3日のテレビ朝日の番組でも「しっかりと首座を保ち
ながら日本国を引っ張ってもらいたい」とエールを送った。
「国対委員長は差し替えなければいけないかもしれないな」。
自民党幹部からは冗談ともつかない声が漏れる。
別の評価もある。1期生の鈴木康友浜松市長は「前原なんて
全然先輩の言うことを聞かない。野田君に対抗して民主党代表選
に出馬したのがいい証拠でしょ」と笑いながら語る。
あるOB議員は政経塾の体質を如実に物語るエピソードを
覚えていた。
「1、2期生のころに研修でサッカーをやったが、みんなが
『俺がシュートする』といって試合にならなかった。
チームプレーができない体質なんだ」
「ミッドフィールダーに徹してもらいたい」と党内に
呼びかけた野田首相。その脳裏には、個性が強すぎ「大人に
なりきれていない」政経塾出身者への不安があるのかもしれない。
もともとジャーナリスト志望だった野田佳彦首相が
松下政経塾の門をたたくきっかけは、父親がたまたま見かけた
「1期生募集」の広告だった。
「金権体質の(地元の)千葉を変えたいんだ。政治をもっと
国民に身近なものにしたい」
入塾後の首相はこんな理想を仲間に熱く語っていたという。
しかし、「経済や外交で議論したことはほとんどない」という、
今では信じがたい証言もある。
故松下幸之助氏が創設した政経塾だが、首相をはじめ松下翁
から直接薫陶を受けた初期の世代と、その後の世代とでは、
塾から得たものは相当違うようだ。
2期生の前杉並区長、山田宏日本創新党党首は「幸之助さん
は3期ごろまで毎月のように塾に来ていた。
『私はいつ死んでもええ』と悲壮な気持ちで語りかけていた」
と話す。
その後、松下氏は病気となり、国の行く末を憂える
「幸之助イズム」を伝授する機会は減った。
8期生の徳永久志参院議員は「1、2期はひざ詰めで指導を
受けたから、そのプライドがあるのだろう。
僕らは講義録の資料でしか読めなかった」と語る。
首相が今回の民主党代表選で争った前原誠司政調会長は
8期生。前原氏の出馬で一時は「当選圏外」とまで言われながら、
首相が意志を曲げなかったのは、1期生としての自負だった
のかもしれない。
ここに一枚の写真がある。国会議事堂を背にして中央に立つ
ブレザー姿の男性が若き日の首相だ。
撮影されたのは平成5年の衆院選直後。細川護煕元首相
率いる日本新党や新党さきがけなどの新党ブームに乗り、
政経塾出身議員は一気に15人に増えた。
写真には、自民党の逢沢一郎国対委員長のほか、前原氏や
樽床伸二幹事長代行、玄葉光一郎外相、長浜博行官房副長官
の姿が見える。
それまで政経塾は「功なり名を遂げた老人の隠居趣味」と
揶揄(やゆ)された。最初から政治家の道が保証されていた
わけではない。あるOBは「大学を出て普通は就職するのに
自分は何をしているのか。夜も眠れない日々が続いた」と明かす。
今も決して全員が順風満帆というわけではない。5年に
初当選した宇佐美登元衆院議員は、15年の衆院選で比例復活
したのを除き5度の国政選挙で落選。
スキャンダルや選挙違反で議員辞職したまま国政復帰を
果たせないOBも多い。
悪評が頂点に達したのが18年の偽メール事件だ。
当時代表の前原氏は「確証がある」と断言しながら、虚偽が
判明し代表辞任に追い込まれた。質問にゴーサインを出した
のは国対委員長だった野田氏だ。
それでも、OBの多くは政経塾の強みを強調する。
山田氏は「既得権益や利害打算にとらわれない人が多い」と
指摘する。
民主党の吉田治衆院議員(6期)も「政経塾ができるまで
は30代で国政に出ることができるのは世襲議員だけだった。
お金がないと選挙に出られないという風潮も打破した」と語る。
首相の入塾試験の面接官も務めた松下翁は、選考基準を
問われ「運と愛嬌(あいきょう)のあるやつ」と語ったという。
「経営の神様」に認められた強運は政権発足後も続くのか。
【用語解説】松下政経塾 松下電器産業(現・パナソニック)
の創始者、故松下幸之助氏が国家を担う人材育成のため、
昭和54年に私財70億円を投じて設立した財団法人。
「自修自得」が原則。在塾4年間(現在)の前半は神奈川県
茅ケ崎市の寮で共同生活を送り、政治・経済などの座学や武道、
茶道で修練に励む。後半は自ら企画した国内外での実地研修も
行う。現在の塾生は14人。OBは248人に上る。
(4日産経-gooニュースより引用させていただきました。)
>>『金をルーズにすれば、何もかもがルーズになる』
>>『「それは私の責任です」ということが言い切れてこそ、
責任者たりうる』
>>『会社に損をかけるような社長は、悪意でないというだけ
の話で、結果はどろぼうと同じことである。』
>>『どんなにいいことを説いても、
そのなすところがそれに反していたのでは、十分な説得力は
持ち得ない。』
そして…『いそげ、とにかく急げ』~松下幸之助語録より引用
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