衆院予算委の質疑要旨
26日の衆院予算委員会での質疑の要旨は次の通り。
【貿易自由化】
前原誠司氏(民主=京都2区) どのような道筋で貿易や
投資の自由化を達成するのか。
野田佳彦首相 (自由貿易への取り組みで)韓国と比べると
周回遅れの感がある。オーストラリア、欧州連合(EU)、
韓国などとの交渉を着実に進めていく。
環太平洋連携協定(TPP)については、まず関係国から
の情報収集を行い、なるべく早い時期に結論を出す。
【2011年度第3次補正予算案】
岡田克也氏(民主=三重3区) 民主、自民、公明の3党
合意を基本に据えて、3次補正を編成すべきだ。
首相 3党合意の順守は極めて重要だ。
3次補正(の編成)に向けて、3党の合意形成を
しっかりとやっていく。
石原伸晃氏(自民=東京8区) いつ国会に提出するのか。
首相 私自身もリーダーシップを振るい、一日も早く国会
に提出できるよう努力したい。
塩崎恭久氏(自民=愛媛1区) 安易な増税議論がされている。
首相 安易な増税をしようとは全く思っていない。
歳出削減、(経済)成長、歳入改革への道を組み合わせ
ながらやっていく。
【普天間問題】
岡田氏 オバマ大統領との日米首脳会談では、沖縄県の
米軍基地問題についてどのような議論があったのか。
首相 普天間飛行場の移設も含めた在沖米軍の再編に
ついては、昨年の日米合意にのっとり協力してやっていく。
そのためには、沖縄の皆さんにしっかりと説明し、理解を
得る努力をすると(大統領に)申し上げた。
岡田氏 米軍機の騒音規制について日米間で協議すべきだ。
一川保夫防衛相 しっかり米側と協議したい。
石原氏 大統領から普天間問題で成果を求められた。
いつまでに結論を出すのか。
首相 大統領は「進展に期待する」という言い方だった。
いつまでにと明示することは困難だ。沖縄には誠心誠意
説明しながら、なるべく早い段階で理解を得られるよう努力したい。
【選挙制度改革】
岡田氏 首相は「1票の格差」是正を掲げている。
首相 喫緊の課題だ。(選挙制度については)改善
すべき点が出ている。各党が胸襟を開いて丁寧な議論を
していくべきだ。
【小沢氏元秘書有罪】
石原氏 小沢一郎民主党元代表の元秘書に有罪判決が出たが。
首相 政府の立場で司法の判断へのコメントは差し控える。
【原発事故】
塩崎氏 首相は「脱原発依存」と言ってきたが、徐々に
後退してきている。また、国連での会合で原発輸出を続け
ていくと発言した。
首相 (脱原発依存の)基本的な考え方は変わっていない。
原発輸出を今、認めるという話は国際社会で言っていない。
厳しい事故検証を踏まえて今後の対応を考える。
吉野正芳氏(自民=比例東北) 東京電力への賠償金の
請求書類は160ページもある。政府と東電が協議して
作成したのか。
枝野幸男経済産業相 この書類を見たときには、送付が
始められていたか、その前日くらいだ。合意書には
「東電に一切の異議・追加の請求を申し立てない」との
文言があった。とんでもない話だ。
吉野氏 この文言を削除すべきだ。
西沢俊夫東電社長 非常に誤解を招く形なので、削除の方向で見直しをする。
【外国人献金問題】
稲田朋美氏(自民=福井1区) 首相への献金者に
外国人がいたと知っていたか。
首相 外国の方だという認識を持って(献金を)頂いた
ことはない。
【外国人参政権】
稲田氏 永住外国人への地方参政権付与に反対か。
首相 私は(付与に)慎重な立場だ。(公務員の選定、
罷免を国民固有の権利とした)憲法15条にのっとると疑問がある。
【集団的自衛権】
稲田氏 集団的自衛権の行使を認めるか。
首相 歴代政権は憲法上許されないという解釈をしてきた。
現時点でその解釈を変えることはない。
【政治姿勢】
石原氏 内閣の顔触れを見ると「八方美人」内閣だ。
首相 基本的には適材適所。挙党態勢で政策実現していく
ための人事をしたつもりだ。
稲田氏 首相はかつて「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」
との質問主意書を提出したが。
首相 一人の政治家として自分なりの解釈から出した。
今は政府の立場で、答弁書を踏まえて対応する。
(2011/09/26-21:21)
(26日時事ドットコム記事より引用させていただきました)
>>↑“外国人参政権”について、自民党稲田議員からの
質疑にて、首相ははっきりと
『憲法15条に則ると、問題がある』…と、
仰言ました。つまりは、憲法の改正等の手続きを行わない
限り、“外国人参政権”に関する法案を民主党からも
“出せない“と、明言したに等しいということです。
(首相=与党民主党の代表なのですから。)
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26日の衆院予算委員会での質疑の要旨は次の通り。
【貿易自由化】
前原誠司氏(民主=京都2区) どのような道筋で貿易や
投資の自由化を達成するのか。
野田佳彦首相 (自由貿易への取り組みで)韓国と比べると
周回遅れの感がある。オーストラリア、欧州連合(EU)、
韓国などとの交渉を着実に進めていく。
環太平洋連携協定(TPP)については、まず関係国から
の情報収集を行い、なるべく早い時期に結論を出す。
【2011年度第3次補正予算案】
岡田克也氏(民主=三重3区) 民主、自民、公明の3党
合意を基本に据えて、3次補正を編成すべきだ。
首相 3党合意の順守は極めて重要だ。
3次補正(の編成)に向けて、3党の合意形成を
しっかりとやっていく。
石原伸晃氏(自民=東京8区) いつ国会に提出するのか。
首相 私自身もリーダーシップを振るい、一日も早く国会
に提出できるよう努力したい。
塩崎恭久氏(自民=愛媛1区) 安易な増税議論がされている。
首相 安易な増税をしようとは全く思っていない。
歳出削減、(経済)成長、歳入改革への道を組み合わせ
ながらやっていく。
【普天間問題】
岡田氏 オバマ大統領との日米首脳会談では、沖縄県の
米軍基地問題についてどのような議論があったのか。
首相 普天間飛行場の移設も含めた在沖米軍の再編に
ついては、昨年の日米合意にのっとり協力してやっていく。
そのためには、沖縄の皆さんにしっかりと説明し、理解を
得る努力をすると(大統領に)申し上げた。
岡田氏 米軍機の騒音規制について日米間で協議すべきだ。
一川保夫防衛相 しっかり米側と協議したい。
石原氏 大統領から普天間問題で成果を求められた。
いつまでに結論を出すのか。
首相 大統領は「進展に期待する」という言い方だった。
いつまでにと明示することは困難だ。沖縄には誠心誠意
説明しながら、なるべく早い段階で理解を得られるよう努力したい。
【選挙制度改革】
岡田氏 首相は「1票の格差」是正を掲げている。
首相 喫緊の課題だ。(選挙制度については)改善
すべき点が出ている。各党が胸襟を開いて丁寧な議論を
していくべきだ。
【小沢氏元秘書有罪】
石原氏 小沢一郎民主党元代表の元秘書に有罪判決が出たが。
首相 政府の立場で司法の判断へのコメントは差し控える。
【原発事故】
塩崎氏 首相は「脱原発依存」と言ってきたが、徐々に
後退してきている。また、国連での会合で原発輸出を続け
ていくと発言した。
首相 (脱原発依存の)基本的な考え方は変わっていない。
原発輸出を今、認めるという話は国際社会で言っていない。
厳しい事故検証を踏まえて今後の対応を考える。
吉野正芳氏(自民=比例東北) 東京電力への賠償金の
請求書類は160ページもある。政府と東電が協議して
作成したのか。
枝野幸男経済産業相 この書類を見たときには、送付が
始められていたか、その前日くらいだ。合意書には
「東電に一切の異議・追加の請求を申し立てない」との
文言があった。とんでもない話だ。
吉野氏 この文言を削除すべきだ。
西沢俊夫東電社長 非常に誤解を招く形なので、削除の方向で見直しをする。
【外国人献金問題】
稲田朋美氏(自民=福井1区) 首相への献金者に
外国人がいたと知っていたか。
首相 外国の方だという認識を持って(献金を)頂いた
ことはない。
【外国人参政権】
稲田氏 永住外国人への地方参政権付与に反対か。
首相 私は(付与に)慎重な立場だ。(公務員の選定、
罷免を国民固有の権利とした)憲法15条にのっとると疑問がある。
【集団的自衛権】
稲田氏 集団的自衛権の行使を認めるか。
首相 歴代政権は憲法上許されないという解釈をしてきた。
現時点でその解釈を変えることはない。
【政治姿勢】
石原氏 内閣の顔触れを見ると「八方美人」内閣だ。
首相 基本的には適材適所。挙党態勢で政策実現していく
ための人事をしたつもりだ。
稲田氏 首相はかつて「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」
との質問主意書を提出したが。
首相 一人の政治家として自分なりの解釈から出した。
今は政府の立場で、答弁書を踏まえて対応する。
(2011/09/26-21:21)
(26日時事ドットコム記事より引用させていただきました)
>>↑“外国人参政権”について、自民党稲田議員からの
質疑にて、首相ははっきりと
『憲法15条に則ると、問題がある』…と、
仰言ました。つまりは、憲法の改正等の手続きを行わない
限り、“外国人参政権”に関する法案を民主党からも
“出せない“と、明言したに等しいということです。
(首相=与党民主党の代表なのですから。)
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