風に吹かれて ころんの日記

自然を愛しそよ風のような日記 

2008-09-05 | 花フォト
萩 マメ科 

萩といえば山萩をさすこともありますが、普通は萩科の植物の総称です。
「万葉集」では萩を詠んだ歌は百四十首。花の中でもっとも多い数です。万葉人に最も愛された花といえるでしょう。
      



       

秋といえば、鹿の恋の季節と重なります。 萩のそばで鳴く鹿を詠んだ歌も数多く、いつしか、萩は、鹿妻、
 鹿花妻、鹿妻草、などと呼ばれるようになりました。 (よみ人知らず「古今和歌集」)

この歌に詠まれている「もみぢ」も実は萩の黄葉だったそうです。
秋の七草の歌でも筆頭に上げられています。

       
(大伴家持「万葉集」)

秋 秋 秋・・・・。萩の小さな花が「秋」という字に見えてきました。
そういえば「萩」という字も国字だそうです。



        
万葉の人々は萩のお花見もしていたそうです。
こぼれんばかりの秋が萩の枝でゆれていました。これから秋の知らせが萩と共に
深まることでしょう。

 (記事は辞典から一部引用させていただきました。)

広瀬邸学園の庭にて撮影 開ききらない蕾の萩でしたが風情ある萩でした。