ドマゲッティは、縦に細長いネグロス島の最南端。マニラからボートで約24時間の船旅、当時は飛行機に比べるとかなり安かったし荷物も相当運べるメリットがあった。港からざっと30分で実家に着いた、広い敷地の中央に建つスペイン風の家に居たのはペディー(世話役)さんのみ。何故と聞くと、子供5人と旦那はマカティから離れたくないらしい。確かに首都圏とのギヤップは広い、しかしこのナチュラル感は捨て難い。アポ島、スミロン島は日本のグレーゾーンの中で描いて来た南の島その物だった。マカティに戻って来た時に、おばさんから家に住んでもええよと言われ移り住んだ。この時に放浪モードから何か稼がなければと思考スイッチが切り替わった。手に職と言っても、潜るぐらいしか出来ない。そこでスタートさせたのが、マニラ在住の邦人をバタンガスのダイビングリゾートに連れて行きコミッションを貰うやり方。自分の立場を、それなりに見せる為に「サンヨートラベル」を訪ねサラリー無しの歩合社員にして貰った。向こうでも、変わった日本人が来たけど何かの利用価値は有りそうだと判断されたんだと思う。続く。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q&t=30s