セブ最南端リゾートは、日本の景気も良いらしく割に順調だった。しかし、事件は起こった。現地のローカルパートナーが切れた、理由は「会計監査」。半年が過ぎ、ゲストは入っているのに「利益の数字」が上がら無い。そこが、今一つ不明で共同で会計の見直しする事を申し出た。すると翌日、いきなり拳銃を持って来られて、当時入れたもう一人の日本人イントラと逃げた。このパートナーは地方銀行を経営し、親父さんはドマゲッティ市の元市長。一角の人物が何故?頭は混乱する中で、フィリピンに来た頃からダイビング関連で色々と世話になっていたマニラ在住のマニーさんに電話で相談した。意外なことに、彼には貸しがあるのでオレが話を付けてやる。そんな流れになりドマゲッティ市内のレストランで場が持たれることになった。向こうは危ない連中を従え20人ほどでやって来た、対して我々は3人。マニーさんはスペイン系で、一昔前まではかなりハイソサエティーファミリー、全然臆する事無く淡々と向こうの要望を聞いた。最終的に、今の共同リゾートは日本サイドの投資分も含め全て譲る、只一つの条件は近くに新設するリゾートには一切手出しをしないこと。ローカルパートナーもスペイン系でもあり、血の約束は守るはずだ。と、後にマニーさんが説明してくれた。実際、その後一度もトラブルは発生しなかった。新設リゾートは完成した、それから約1年後に離れ元巣のバタンガスに戻った。苦難を共にした日本人イントラも離れ、リゾートを造り今も健在。続く。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q
写真はリロアン所在地。