満天の輝く星を見つめていると、その中のひとつが なくなった
親父ではなかろうかと 思うことかある。
あの星は お袋の星だ。そう自分で納得している。
人間死んだら 新星になる。聡信じなくちゃ。
死んだら 影も形もなくなるというのが現実でもさびしいだろう。
齢を重ねると 過ぎたことを 良く思い出す。
だまって 目のまえを通り過ぎて言った人
ちょっと 後ろを振り返った人
型を並べて 歩いた人
口論して 去っていった人。
なぐさめられたり、叱り付けられたり、苦労話をしてくれたり
いろいろなことがあって
舞台が回ってイルだね。
「よう 超高齢者 気分はどうかね。」
俺の肺をもぎ取って 命を救ってくれた 先生
転勤になって 行ってしまった。縁って不思議なものだ。