現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

2009-07-09 11:16:02

2009-07-09 11:16:02 | インポート

家の近くに廃品回収業をしていた会社があった。大型家電などが運び込まれていた。テレビ、冷蔵庫、洗濯機などである。金属類を回収してリサイクルしていたらしい。レアメタルや鉄などが値上がりしていた時期のことである。まだ、北京オリンピックの前で特需が値上がりを招いていたものと思われる。この辺でこそ無かったけれど、あちらこちらで金属類が盗まれたり都市鉱山という言葉がはやりだしたりした時期と符合する。

その会社も儲かるものと判断して業務拡大したものか。起業したものかは不明である。どこかよそでも事業しているようなことは聞こえてきた(地域の自治会の総会で市に仲介してもらって処理をお願いしているという報告。)。特需が引けたとたんに廃業してしまった。残されたものは冷蔵庫の側壁に入れていた断熱材である。

相当、山積みになっている。しかも外である。都合の悪いことには、ビニールの袋は紫外線で劣化してしまい穴が開いている。風が吹けば細かなものが飛んでくる。洗濯物に付着してしまいかねないのだ。匂いの方はなさそうであるが、その素材が何でできているのか伝わってこない。今だからアスベストという事は無いと思っているだけで正しい情報は伝わってこない。

起業するにしても、そういうものの処理まで想定していなかったものと見受けられる。これから多くの建設ゴミなどが出てくるだろう。高度成長期に多いられた公営住宅やマンションの立替が取りざたされ始めている(耐用年数や耐震基準の見直し等。)。その中にはアスベストを利用しているものがかなりあるらしい。