テレビで茂木先生が「アハ体験」なる事をクイズ形式にして解説されていました。
急激な変化なら誰でも容易に気がつくけれど、緩慢な変化は気がつきにくいらしい。
回答者さんもなかなか気がつかなくて、何回も何回も繰り返して初めて理解した様だ。
脳科学と認識に関わる重大な事柄かもしれない。或いは、人間の盲点といえるのかも、・・。
「こんどの大震災では、特にプレートの境界域で発生する地震では、その前兆として「滑り現象」が起こる事が定説らしい。それが認められなかった」と新聞等に掲載されていた。
最近、「ゆっくり滑り」が起きていたとサイエンス電子版に掲載されたらしい。「ゆっくり滑りが二回ほど起きていて、最終のトリガー・ポイント(引き金)は二日前の滑りだったとも記載されているらしい。(参考文献、インターネット・ニュース)
つまり、滑り現象はあったけれど、「ゆっくり滑り」だったために「アハ体験」と同じような現象が起こってしまったのかもしれません。予兆は起きていたけれど、気がつかずにいた事になりはしないのだろうか。(あくまでも、仮説です。)
自然災害は忘れた頃にやってくると同時に、ちょっとした隙を突いてくるものである。そして、学際の間で起こってくるようだ。