現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

三方一両損(得)の発想

2009-03-12 18:18:12 | 発想法

三方一両損(得)の発想

 ある時のことである。知り合いが新聞販売店を始めた。地元紙ではなかったためにお得意さんを確保するのに苦労したのだろう。「2~3軒紹介して欲しい。」と言ってきた。私は付き合いでとっている。私の兄弟の一人と仕事他で出入りの喫茶店には私がお金を払うことにしてスポーツ新聞を入れることで解決した。喫茶店にすれば経費をかけずにスポーツ紙がお客さんに提供できる。新聞店にすれば新たなお得意さんができたことになる。

私にすれば費用負担しているもののお得意さんの確保が旨くいく。実際、喫茶店の紹介で何人かのお客さんは出来た。もちろん、新聞販売店も喫茶店も私の漢方薬他を利用していただいていた。三方一両損の具体的な事例である。

一休さんや大岡越前のストーリーの中にあることなのだが、このように、応用することは出来る。クライスラーの会長アイアコッカ氏は会社の危機的状態をこの方法で解決して見せたことは記憶に新しい(この前の自動車危機のときである。)。彼がどこで知りえた情報か知りたかったが外国の人がこの事実を知っていたことになる。政治、経済、社会の中でこの方式を使わなければならない事例がかなりある。この考え方の逆、三方一両得の発想(主に、プロジェクトを組むときに必要。)とともに乗り越えなければならない重要な課題があるといえる。


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