現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

ゴールデン・ルール

2009-07-15 14:58:16 | デジタル・インターネット

 エルマー・ホイラー【ミスター・シズルといわれている。】の自分を売り込む法【ダイヤモンド社刊】の中にコーヒー代を手にした物乞いと、手に出来なかった物乞いの違いはその人の前に立ちはだかって歩みを止めたか。横に並びその人と歩調をあわせて歩みを止めなかったかの違いである。(ひところ新規商品の開発やそれを売るここと,人材開発に関するコンサルタントをしていた時期があります。)

その意味をこめて歌にしてみた【人の道 己の道に 咲く花を 色よく咲かす 道取りいずこ】【人鑑、不思議な玉手箱習作歌集より】ということではないでしょうか。

現在は自己の利益を追求してよいということになっている(資本主義社会の根幹部分である。)。しかし、多くの法的な規制が掛けられているのもまた事実である(資本の無政府性に一定の歯止めを掛ける。独禁法や商法など、時に、脱法行為をしてしまうことがたびたびニュースになっている。)。

自分のために一生懸命することが、同時に他人のためになっているようなすばらしい道筋は無いものでしょうか。

いたって、モラルの領域ではあるが、コーヒー代すらいただけなかった物乞いと同じようなことが起きているような気がしてならないのだ。

最近、多くの勧誘を含めたアドバイスと内容や用件の記されていない非常に可能性を秘めた(余白がいっぱいあるという意味を込めています。)メールが頻繁に飛び込んできます。「お前、がんばれ」と叱咤激励の意味を込めて送信してくださっているものと解釈しています。

本当の所はその人の望みを理解して「自分は何か協力できるか。」を探すということが一番よい方法だと思われます。私のいくつかのブログに対して、多くのリンク、TBを頂きまことに有難うございます。例によって、横着を決め込んでいます。何もリンク、TBが全てではありません。

自らのウーブ・ブログサイトをお持ちの方でしたらアクセスして頂いて足跡を残すことでさえ自分たちのサイトは覗いてもらえるはずです(あなたが何らかの関心を示さなければ。人はけして気が付いてはくれないでしょう。恋愛と同じことになります。)。

そんなすばらしい感性を持った人達や、どなたとは表現しませんが、多くのスペースを割いてくださっているサイト運営者並びに管理者に心より感謝申し上げます。

                       不思議な玉手箱


知り合いが尋ねてきた

2009-07-13 11:56:14 | 持つべきは友人ということ

中学生時代の友達と今でも少々の付き合いのあるかつてのお得意さんが尋ねてきた。ブログ「アイデア夜話、千と一夜の物語」の序文を見たけれど心配なったので尋ねてきた。」というのである。持つべきは友達である。

話の向きでは「1000日分のアイデアやそれに付随するものがある。」と記載していることを心配してのことである。要約すると「大きな風呂敷を広げているけれど大丈夫か。」と心配になったらしい。

仕方が無いのでプリントアウトしておいたもの、CD化してあるもの、パソコンの中に保存してあるもの、文章にはなってないけれど「玉を拾う屑篭とその図式化」したものを見ていただいた。「本当にあるんだなぁ、」と納得したようである。

「いつの間に溜め込んでおいたのだ。」と聞いてきたので「本格的に始めたのは最初におたくさんと付き合いするようになってからですが、初歩的なことは高校2年のときから始めていたように思うけれど、・・・・。」「ということは、40年以上に渡って取り組んできたのか。」「そうです。一日2時間をノルマとして、366日40年以上という生涯学習の試みです。付き合いでどうしても無理なときは休日に加算するという方法や、移動手段の中で(その多くは自動車の中)テープレコーダーを使って耳学問をすることで乗り切ってきました。」

中学校時代の友達も「それは中学生のとき気が付いていたことか。」と聞いてきた。「図式化するということには気が付いていたのかもしれない。面白中学の三年間とその後、「図式化するメリットは」他、参照」「しかし、紙切れに情報を記録するということは高校生になってからだ。」「お前さんのことだ。中学時代に気が付いていれば何か騒ぎ立てたと思うけれど、その件に関しては何も言っていなかったようだ。」「高校生時代になって、何しろ忙しくて何とかしなくちゃならないという切実な思いが気付かせてくれたと思う。」

久しぶりに旧交を温めることは出来た。

研究会の仲間の数人や片山さんは何回か私の事務所や書斎に立ち寄っているのでこの件については心配してくれることは無い。

注 二人の知り合いが同じ時間に来たのではありません。二つの事柄を一つの

文章にしてあります。


大切なものの隠し場所

2009-07-10 09:03:09 | 情報管理学

(我が家の犬、マメとのやり取りに脚色しています。)

「お父さん、お父さんなぜ二つのぐらいのブログあまり投稿せずにほかしてある状態にしてあるの。」の聞いてみた。私の出る幕ではないけれど何か気になるのだ。「それはなぁ。本当は秘密にしたいことまで投稿してあるのだ。情報の中に情報を隠すという操作をしてある。」「気が付かれてしまえばどうしようも無いけれど、・・・・。」【ところが気が付いても、実行すると言うことはなかなか出来ないことになる。会社組織ならいざ知らず、・・・。】しばらく、腕組みをして考えていた。

「若い頃、陸軍中野学校の出身者に教えていただいたことである。それに、何種類かのブログを投稿していると、そのアクセスや引用、TB等である傾向がつかめると思っている。おそらく、kizasi.jpさんや一括検索の手法はこの方法(投稿された記事に掲載されているターム分析)を利用していると思われる。」「昔、バビロンの石の図書館は情報を石に書いていたので建物の建設以上に増殖してしまったらしい。石に記した情報を野積みにしたようだ。」「それってどういうこと?」「情報の自己増殖は限りを知らずといえるらしいけれど、多くの情報の中に埋めこむようだ。埋没法というらしい。」

「皆さんが関心のありそうで、しかも、誰もが付けそうな名前とか題名を付けておくと多くのサイトがあるので検索にかけても引っかかってこないことになる。その中に大切な情報を隠すことが出来るらしいというのだ。」(人は人の中に、情報は情報の中にと言うことになる。)逆転の発想でもしているような口ぶりである。「人間はどうしても関心のあることに興味が集中する傾向があるのだ。「日本人はその傾向が特に強い。」と竹村健一氏が書いていたことがあるけれど彼だけじゃない。私の知っているだけでも後二人居る。一人は文学者でもう一人は経済学者だと思う。」「そういうお前も、遊んでもらえるとか、美味しい餌には目がないじゃないか。」急に私の所に振ってきた。

須田さんやその家族とテッちゃんおじちゃんが来ると盛んに尻尾を振って歓迎している所を見抜かれている。


2009-07-09 11:16:02

2009-07-09 11:16:02 | インポート

家の近くに廃品回収業をしていた会社があった。大型家電などが運び込まれていた。テレビ、冷蔵庫、洗濯機などである。金属類を回収してリサイクルしていたらしい。レアメタルや鉄などが値上がりしていた時期のことである。まだ、北京オリンピックの前で特需が値上がりを招いていたものと思われる。この辺でこそ無かったけれど、あちらこちらで金属類が盗まれたり都市鉱山という言葉がはやりだしたりした時期と符合する。

その会社も儲かるものと判断して業務拡大したものか。起業したものかは不明である。どこかよそでも事業しているようなことは聞こえてきた(地域の自治会の総会で市に仲介してもらって処理をお願いしているという報告。)。特需が引けたとたんに廃業してしまった。残されたものは冷蔵庫の側壁に入れていた断熱材である。

相当、山積みになっている。しかも外である。都合の悪いことには、ビニールの袋は紫外線で劣化してしまい穴が開いている。風が吹けば細かなものが飛んでくる。洗濯物に付着してしまいかねないのだ。匂いの方はなさそうであるが、その素材が何でできているのか伝わってこない。今だからアスベストという事は無いと思っているだけで正しい情報は伝わってこない。

起業するにしても、そういうものの処理まで想定していなかったものと見受けられる。これから多くの建設ゴミなどが出てくるだろう。高度成長期に多いられた公営住宅やマンションの立替が取りざたされ始めている(耐用年数や耐震基準の見直し等。)。その中にはアスベストを利用しているものがかなりあるらしい。


グレッシャムの法則

2009-07-06 09:43:29 | その拡大解釈

グレッシャムの法則は貨幣経済ばかりに通用する法則ではない。人間はなるべくなら苦労しなくて多くの身入りを求めるものである。バブルと言う現象もまたこの心理が働いているものと思われる。乗り降りのタイミングが要求されるだろう。乗り方と下り方を間違えれば大きな損失を抱え込むことになる。

おおよそ、経済においては、投下資本利益率、いわゆる、資本効率が優先されるのだろう。少ない資本で大きな利益を得るに越したことはない(利潤極大の法則と言う。)。こんなことが不正や、産地偽装の背景になっている。そんな反省からさまざまな法的規制を掛けなければならなくなってきていることになる。

商品においても同じような現象がおきる。まして、不景気ならばなおさらである。安い商品に目が向いてしまうのだろう。いた仕方ないとは思えるけれど技術の伝承や職人たちの育成はままならなくなって来るだろう。(少年老いやすく、学なりがたし)の技術版になる。学のところを技術、職人と入れ替えてみていただきたいのです。私にしても、試作品を作るだけでも多くの予算や時間が要ることになる。工夫しながら少ない予算で何とかしているけれど、・・・・。

今治タオルはタオル本来の機能を追及することで(吸水性と肌触り)ブランド化に成功しているらしい。安い中国製に太刀打ちできることになる。

情報の世界でも起こりうる可能性がある。極、平均的な生活を営む上では高度な情報は必ずしも要らないことになる。苦労してまで、最先端の情報をチェックする必要は無い。(何年か前に、一寸難しい原稿を出版社に応募したことがある。「内容が一般向けじゃない。」とアドバイスされました。愛だの、恋だの、不倫だの、犯罪をテーマにした人間くさいものや推理小説のほうが受けがよいということである。彼らにしてもセールスするのも楽なのかもしれない。)(ヒットラーのあの言葉がよみがえってこないでもない。)

政治の世界でも大衆迎合した方が選挙のとき票が集まりやすいだろう。国の在りようと目指すべき方向を示すことが求められているけれど、・・・・。名の売れた人たちを立候補させたりしている。(くれぐれも勘違いしないで欲しい。彼らが全部駄目だとは言っていない。)ポピリズムと言われているようだ。

注 グレッシャムの法則「悪貨は良貨を駆逐する。」に代表される貨幣経済の法則である。