歴史とドラマをめぐる冒険

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青天を衝け・第2回・「栄一、踊る」・感想

2021-02-21 | 青天を衝け
「麒麟がくる」に比べると、「茶を飲んだから急に毒で人が死ぬ」こともなく、安心して見ていられます。

前半では「お代官様」の不合理が描かれます。不合理なのかな?渋沢栄一の一族は「コメを生産して」いません。基本的には年貢はなかった?のかな。蚕と藍玉でしこたま儲けて、富農階級です。

お代官様からは、100人の人足と、2000両の献金を求められます。2000両。一番安く見積もって8000万円。もしかすると2億円です。それだけの献金を「わかりました」と請け負っています。ただし人足は減らしてと頼んだ渋沢父はお代官様から激怒されます。

官尊民卑への抵抗。これが渋沢栄一のキーワードですが、さっそく登場しました。

一橋慶喜は吉幾三さん12代家慶にかわいがられています。12代がやがて亡くなって、面倒なことになっていきます。それは先の話なのかな。

渋沢さんは15歳ぐらいになります。吉沢亮さんです。「いい男」です。実際の渋沢栄一は若い時から小デブで小さく(150センチ)、お世辞にもいい男ではありません。

でも渋沢がこれだけいい男になれるなら、村田蔵六とか河井継之助とか、一種気合の入ったブ男も、いずれは「いい男になるのかな」と考えました。

いろいろあるものの、富農のお坊ちゃまの青春であって「牧歌的」です。こういうのも悪くないと思います。

渋沢の自伝である「雨夜譚」あまよがたり、を読み始めています。徳川宗家、将軍家分離論など語っています。ただし後年になって語ったものなので、どの程度当時の状況を反映しているのか。

以上。


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