Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ハプスブルグのホイリゲ

2024年11月19日 14時01分11秒 | Weblog

12日に帰国して1週間は東京にいました。

そして16日に毎年お声をかけていただいている銀座ハプスブルク・ファイルヒェンの新酒パーティで歌ってきました。

ザルツで買ったおニューの民族衣装を着て、気合を入れて、楽しく歌ってきましたが、お客様もノリノリですてきな一日になりました。今年の新酒はおいしいですよ!

毎年の流れなんですが、途中の休憩でまかない料理をいただくんです。そこで少し新酒の味も。これがまた楽しみで。

そして終了後、毎年シェフとワイン飲みながらがっつり話をするんですが、今年は赤ワイン二本あけました。みんな「オーストリアを正しく伝えたい。ホイリゲの雰囲気を知ってもらいたい。」と言う気持ちで一杯なんですが「ではどうやって?」で止まってしまう。ただ話は昨年より前に進んでいる感じがしました。この先どのように熟していくのか楽しみです。私もがんばります。

毎年すぐに満席になるこのパーティ。まだ予約はできませんが、帰りがけに「来年も予約したい!」と言うお声で一杯だったそうです。嬉しいです。

 



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11月10日 聖マルティンのガチョウと間に合ったクリスマス市

2024年11月16日 10時12分00秒 | Weblog

最終日、本当はグリンツィングに行こうと思っていたのですが、ツィプさんが「本当のホイリゲで本当においしいガンスル食べて帰りなさい。」ということで今一度ご招待してもらいました。

行ったのはStammersdorfシュタマースドルフのKlagerクラーガーというホイリゲ。私も聞いたことがある有名店です。もしかしたら行ったことあったかも?とお店の中を見て思ったのですが、ガンスルは初めて。

ガンスルというのは、ガチョウです。オーストリアでは、毎年11月11日(早いところは11月から)このガンスルを食べるのが習慣になっているそうですが、オーブンフレッシュでないと美味しくないそうです。なので12時と約束したなら12時に焼きあがるようにお店もするし、お客も遅れてはならないようでした。

量もすごい、でも付け合わせの酸っぱいジャムとラム酒の入った栗ペーストで味変して最後まで美味しくいただきました。

ツィプさんが「自分たちはわかる。はにうもわかる。でもなんで、お前たちが全部食べるんだ?こんなに小さいのに。」と驚いていました。そうです。彼女たちは日本人に見えるのに、食べる量は私と同じ!おかしいです。

さて、今回の旅行を11日までにしたのは、昨年同じ時期にすでにクリスマス市をやっていたので、クリスマス市まで見て帰ることができるかもと思っていたのでした。でもウィーン市内のほとんどは次の週からで、無理だよねと思ったのですが、シェーンブルンだけ間に合いました。

大好物の焼きジャガを食べましたが、イマイチでした。やっぱりラートハウスのでないとだめなのかな?

 





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11月9日 なつかしのソースで今年のワイン

2024年11月15日 15時14分32秒 | Weblog
コロナの時に着いたその日以降1週間で全部のお店が閉まると聞いて、無理からに命がけで行ったのが、シュニッツェルと鳥のから揚げ。それはどっちもウィーン。
 
そして「ソースなら外国人少ないし、あんたたちは外国から来たってばれるから、私がドイツ語でしゃべって地元民みたいな雰囲気だすから、ソースへ行こう。」といって行ったホイリゲがここです。
 
バーデンからタクシーで10分(今回は14€くらいだった?)
 
前回と同じお店が開いていました。ヘッヒァ―Hecherさん。
 
あの時に少年だった彼が、成長してお店の主力スタッフになっていました。
 
おかあさんの料理もおいしいです。
 
隣のご夫婦は雰囲気だして、赤ワインを傾けながらゆったりなさっていたのですが、私達の料理の量と、その勢い、飲んでいるグラスのかずにおののいてしまって、最後は笑顔が引きつってました?



 







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11月8日 レッスンと裁判所ランチ

2024年11月15日 15時11分11秒 | Weblog
みんな元気だ!ツェー先生83歳だって。声が若い!
そしてとってもいいレッスンを受けることができました。録音したのでこれから聞きます。

そして、この後私たちは裁判所ランチに向かいました。
 
国会議事堂の斜め後ろに裁判所があります。きっと最高裁判所とかそういう一番上の裁判所なんだと思いますが、そこでランチが食べられるという情報をゲット。
 
それもセキュリティーチェックしないと入れないランチです!
 
たくさんの人が並んでいたので、みんなランチを待っているのかと思ったのですが、ちょっと様子が違うので聞いてみ セキュリティーチェックはカバンの中を全部確認されて、メタリックな水筒はお預けになりました。
 
そして、あの金属探知機?の中を通ってやっとエレベーターに乗れます。
 
ランチ会場は5階。そこから階段をあがってやっとたどり着きます。
 
ランチそのものは普通でした。というか、時間おそくて欲しいものがなかった。
でも、屋上からの景色は今まで見たことのない角度で、とっても楽しかったです。











 
ここからは最後のアパート。広すぎてまようくらい。







夜はシュテファン寺院の前でクリスマス市らしきものがあったので、みんなでグリューワインやプンシュを飲みました。



夜のペーター教会




そして何と言っても今回の旅行中、一番の衝撃だった
クラウトフレッケル
キャベツを油と砂糖で炒めて、そこにパスタをいれるというおばあちゃん料理。
これ、知ってたけど食べたことなかったんです。だって、もし不味かったら最後まで同じ味じゃないですか!
なので怖くて。今回四人いるから何とかなると思って注文したら・・・
美味しいんですよ。
 
場所はウィーン最古のカフェ「フラウエンフーバー」。他でも食べたけど、ココのが美味しかったです。
 
 
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11月7日 メリーウィドーとワイマール

2024年11月15日 15時09分06秒 | Weblog

ワイマールといってもウィーンのワイマールです。(知っている人は知っている)

さて、この日はドイツからウィーンに戻る日。オーバーアマガウからは、線路が工事中(大抵冬はそうみたいです)で電車がないので、代替バスにのってムルナウへ。降りたらホームと言う感じの駅でした。

そこからミュンヘンまで乗って、またホームを端から端まで大移動して、ザルツ行きの電車に乗りました。

ザルツブルグで心配だったのは、電車の出発時間は同じなのに、ウィーンに到着予定が30分も遅い。そうするとオペレッタに間に合わないのですよ。

なので、ザルツで駅案内のデスクの人に「この電車で買ったけど、これだとオペレッタに間に合わない!」って言ったら座席予約していたのは払い戻しできないけど、一本早いの乗っていいよといってもらえました。

電車はなぜか全席予約が見えないようになっていて、予約したと確信した人だけが「私ここ取ってます」と宣言して座る方式になっていました。一度座った場所はそれで席を立たねばならず、4人ばらばらと近くの場所に移動しましたが、座れない人も多かったので助かりました。

隣の大学生?はお箸でご飯食べているし、少し離れた席の学生は漢字の練習をしているという日本ブームを感じましたよ。今は大きな本屋にも漫画コーナーがあります。

さて、そんなこんなで間に合った「メリーウィドー」昔と違う演出、違う舞台美術。ちょっとがっかりです。良かったところもありましたが、ダンスが減っていたり・・・演出家のやりたいことはわかる演出です。でも何か足らない。そうウィーンオペレッタの「ウィーン」の部分が足らない。これ他の国での演出なら充分これでOKですが、フォルクスなのでこれじゃぁ嫌だなぁという感じです。

でも、音楽は満点なので、気分よくいつものワイマールへ。

私はターフェルシュピッツをいただきました。美味しかった!(写真よりもお肉もう一人切れ多いです。緑のは付け合わせのホウレンソウとジャガイモ)

オペレッタの後にお茶を飲んだり、ご飯を食べたりするのに、とってもいいんです。昔はオペレッタの後などは、満席で観劇の感想を言い合う人で一杯だったのに、劇場は3分の1空席だったし、お店も空席だらけ。ああ、時代の波には勝てないのか・・・。

 





 

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11月6日 オーバーアマガウとエッタールの修道院

2024年11月15日 15時04分10秒 | Weblog

朝一番でオーバーアマガウの隣町、エッタールと言う街にある修道院へ行ってきました。

ここは前回の旅で絶対に行きたかった場所。

その荘厳さと、美しさにため息が出ます。でも圧もすごい!なので今回限りです。たぶんもう行かない。すごすぎる。

あ~でもチーズケーキ食べたかったなぁ。

 

オーバーアマガウでは10年に一回、キリストの受難劇が村人総出であります。

20年以上村に住んでいないと出演できないそうです。

午後はその劇場を見たり、村の中を散歩したりしました。

初めてゆっくりしてます。

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11月5日 世界遺産ヴィース教会とポストホテル

2024年11月15日 15時01分00秒 | Weblog

フュッセンから世界遺産ヴィース教会へは、12時35分の73番のバスに乗りました。これ書いておかないと次回またさまようことになります。(バスを探すのにすごく苦労したのです。)

乗れば1時間。ついたら目の前は教会?いいえ、牧草にいるウシ3頭にじっーと睨まれます。

時間があったので、二組に分かれて、教会見る組と、グリューワインを飲んで荷物番をする組に分かれました。

教会は世界遺産らしく大きく美しくとても魅力的でしたが、その手前の小さなほこらのような場所に入るのが怖くて・・

後で知ったのですが、そこが最初にこの場所に言い伝えられているキリスト像がまつられた場所だそうです。

その後、バスで30分オーバーアマガウのホテル「アルテポスト」へ。夏は暑いからダメだと思いますが、秋冬は二階建てのコネクティングルームが皆さんのお気に召したようで、めっちゃ古いがかわいいホテルでした。

オーバーアマガウは家の壁画でも有名なんですよ。赤ずきんちゃんの家は毎回行ってしまいます。

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11月4日 再びドイツへ クフシュタイン 〜フュッセン

2024年11月15日 14時59分49秒 | Weblog
この日から3日間はまたドイツ旅行です。
 
今回どうしても「こうもり」をフォルクスで見たくて、一回で済むドイツ旅行を二回に分けました。
 
今回はオーストリアのクフシュタイン~フュッセン~世界遺産ヴィース教会~オーバーアマガウ~エッタール修道院です。
 
クフシュタインは私は何度か行っています。オルガンが町中に響きます。今回は近くで聞きすぎて、最初それほど感動がなかったですが、離れれば離れるほど「おお」と言う感じでした。
 
実はこの日も電車の時間が変わっていて、なかなかスリルあふれるスタートになりました。
 
クフシュタインでお昼を食べた後は、バイエルンチケットでミュンヘンを経由してフュッセンへ。
 
オーストリアから到着する電車は、ミュンヘンの一番あっちの端に着き、フュッセンへ行く電車は、ミュンヘンの一番こっちの端から出ます。その間20分程しかないのに、歩く距離はほぼ1キロ。駅の中で大移動が始まります。
線路の上に橋作って、エレベーターつけてくれたらいいのにと、何度も思いました。
 
フュッセンの夜は、昔S-1/2/3さんといったお店にまた行きました。
ワインも陶器のお椀で飲むので、なんだかお茶飲んでる気分。
私は牛肉のロール巻きを食べました。(写真)
今回も量が多くて、みんなお腹いっぱいで寝ることになりました。
 





 




 
 
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11月3日 シューベルト界隈とカーレンベルクとグリンツィング

2024年11月15日 14時57分45秒 | Weblog
11月3日は第一日曜日。
 
毎月第一日曜は小さな博物館は無料になります。(昔は大きな美術館も無料だったのに、今はないそうです。)
 
なので、節約旅の今回は、シューベルトの生家に行ってみました。
 
この地域は私が2007~2008年に、師匠の家に住んでいた場所のすぐ近く。とても懐かしい地域です。
 
シューベルトの家は昔ながらで、壊れた眼鏡が今も置いてあります。
 
その後は、シューベルトが洗礼を受けた教会へ。この教会の鐘の音は家からも聞こえます。教会は家の斜め後ろです。
 
この教会は美しく、そしてなぜか懐かしく落ち着くんです。今回はラッキーにも、その日の夜にオルガンの演奏会があるらしく、練習中でした。オルガンはよくわかりませんが、とっても上手な方でした。それも90歳代の!
 
その後、師匠の家を確認して(もう記憶がおぼろげで、もしかしたら一つ建物を間違っていたかもしれませんが)
 
それからカーレンベルクに行きました。
 
今のカーレンベルクは観光客が多すぎて、写真も取れないほど。
 
カフェでホットチョコレートを頼みましたが、ブラチスラバのが濃すぎて、ここのが水のように思える。
 
そして歩いてベートーベンの家を目指すものの、日がだんだん暮れてきて、道に迷い、グリンツィングの超高級住宅街の家をみながら歩いて、出たところは何とグリンツィングの飲み屋街。
 
ベルガーというお店にはいりました。なぜなら、超有名店が閉店していたのです。ツィプさん曰く「お家問題」らしいです。遺産とかね、跡継ぎとかね、いろいろあるらしいです。それにしても、ラインプレヒトが閉店とは!(本当なのか?詳しい情報ほしいです。)
 
さて、ベルガーのおかみさんは親切だし、お料理もワインも悪くない。問題は音楽家です。ここのバイオリンとアコーディンは私たちの会話を遮るうるささ。「ジャパン?」って話かけられたけど無視。頼む静かにしててくれ!
 
この経験で、私達はツィプさんやペルツさんが、よたよた弾いているようで、実はものすごくツボを心得た上手な人なんだと再認識しました。最初に彼らに出会えていてよかったと思いました。
 
 
 
 
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11月2日アルトマイドリング(ウィーン歌曲好きの皆さんの前で歌う)

2024年11月15日 14時55分43秒 | Weblog
 

この日は、みなさんは朝からナッシュマルクトの蚤の市とマルクト見学にいってこられました。

私はそれどころではなく、マルクトは今回はパス。昼まで寝ていました。

夜にはアルト・マイドリング、ウィーン歌曲好きなウィーン人の前で歌うんですよ。緊張です。

なのにこの声。どうしたらいい?もうイチかバチかしかないですよ。

咳止めもらって飲んで、トローチもらって足らないので4分割してなめながら歌いました。

ツィプさんが曲順を決めたので、最初に「ウィーン我が夢の街」を歌うことになっていました。

もう冷ややかな視線がたくさん。

「一体何者?」「こんなメジャーな物しか歌えないの」みたいな感じで見られていました。

でも、他のウィーンらしい曲や、まさか日本人がこの曲歌うの?みたいな曲を歌うにつれて、

後ろ向きに耳だけ聞きながら食事をとっている高齢女性が、肘でリズムを取って口ずさんだり、

スマホで動画や写真を撮り始める人、最後は一緒にサビの部分は大合唱です。

途中、84歳ピアニスト、ピンヒールのおばあさんに初見で朧月夜を弾いていただき歌い、

他の3人も紹介してもらい、みんなで「上を向いて歩こう」を歌い、

「見上げてごらん夜の星を」をピアノで連弾して、

私は即興で歌のマルクス・リードマイヤーさんとメリーウィドーの歌を歌って、

いきなりワルツを踊って・・・

もうたいへん!

でも、終わった時には、たくさんの人が近づいてくれて、写真を撮り、

「また来て!」「ウィーン人でもこんなに歌えない。」って口々に言ってくださって、本当にほっとしました。

無理したせいで、風邪は長引きましたが・・・

でも、今回のことを12月に記事にして下さる話もあって、本当にいってよかった。キャンセルしなくてよかったと思いました。

写真の赤いベストが歌のリードマイヤーさん。もう一人がこの会の会長さん。



 

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