朝はもう、全身筋肉痛で、起きられなくてたいへんだったのですが、だんだん調子が戻りました。
そんな今日ですが、夕方、高の原の駅の前にあるエクセルシオールでコーヒーを飲みました。
いつもなら中で飲むのですが、今日は混んでいたので外で。
その前にマッサージに行ったので身体はらくらく、風が気持ちよくてさわやか、昨日のよりこさんのコンサートの大成功で肩の荷が下りてふわふわ、今日最初のコーヒーでウキウキ、大好きな人の声を聞きながらほかほかした、そんな午後のひと時でした。
あ~幸せだなぁって、加山雄三みたいでした。
長生きはするもんです。こんな幸せな一瞬を感じられる日がくるとは・・・!
このまま続けと思うのですが、これから3年、大殺界がおそろしい。
そしてなんとしてでも乗り越えたい!
さて、話はかわって、
昨日のよりこさんですが、アンコール、本当は1曲だけの予定でした。
でも、前から本人がアンコールでもう一度「たんぽぽ」を歌いたいと言っていたのですが、それなら他の曲を用意しては?と思っていたので、1曲でいいよ~と言って、打ち合わせでも1曲にしていました。
でも、とってもこの曲を歌いたかったみたいです。で、予定外にも歌ってしまった。
なぜそんなに歌いたかったのだろうと、今朝起きて、布団の中で、もう一度「たんぽぽ」の歌詞を復唱してみました。(私も歌ったことがあるので・歌詞は覚えてます。)
三好達治の詩ですが、前半は楽しげな春の陽気に咲くたんぽぽの描写がされていますが、後半になって、その花咲くたんぽぽを幾度となく見てきたが、あと何度会うことが許されようかという内容です。
アンコールの後、客席から退席された方の中で、何人か涙ぐんでおられたので、久しぶりにコンサートだからと来てくださった方なのか、それとも、もう会えない誰かを思い出しておられたのか・・・
どちらにしても、みなさんの心に一石を投じた歌になりました。
そして、彼女のこの曲を歌いたかったわけもなんとなく理解したような気持ちになりました。
よりこさん、昨日は本当によく歌いましたが、打ち上げで誰かが言ってました。
「はに~先生はうまい。でも、よりこさんの良さを先生はできないと思う。」
はい。その通り。彼女の人生や考えや、お人柄を私は絶対に歌で表現できません。
きっと私の方がはるかに技術は上でしょう。でも、コンサート(CDではなく、コンサートは生ものですから)は、それ以外の要素がたくさんあります。
お年だからといって、へたでもいいとは言ってません。ちゃんと歌われましたよ。(みなさんが証人ですよね。)
でも、うまいへただけでは片づけられない、そんなすてきなコンサートでした。