今日は朝11時から国立歌劇場の2階の広間でコンサート。
Valentina Nafornitaというソプラノと
Pavel Kolgatinというテノールの二人のオペラアリアなどのコンサートでした。
このソプラノの人が、めっちゃうまい。
若い・かわいい・うまい・魅力がある・高い声もテクニックもなんなくこなす
もう、いうことなしの人でした。
朝11時にランアメルモールのルチアから歌うか?と思ったのですが、
すらっとこなすすごさ。1曲ごとにため息です。
片やテノールのほうはフランス語で「小さな木の実」を歌ったり、
モーツァルトのアリアを歌ったり、あまり最初はぱっとしなかったんです。
ところが、途中で静かな曲を歌いだした時、
「この曲、すごく好きなんだ」というのが感じられました。
静かなのにメインのあたりに持ってくるのはなぜ?
何があるのかな?と思っていたら、最後に高いドの音をピアニッシモで出した。
これには鳥肌立ちました。
3曲目までずっとぱっとしなかったのに、たった1か所で、五分に持ち込んだ感じです。
その後もソプラノは、ずっとうまく、しかし変化はなく、うまい、かわいい、魅力的なまま。
まるでディズニーランドに行った時のような感じ。
感想は「すご~い。きれい。楽しい。うま~い」です。
数年前に、コンクールで優勝し、今年はウィーンだけでなく、ミラノでリゴレットのジルダを歌うそうです。
でも、テノールのアンコール曲。誰も知らない?ロシア語の無伴奏の有節歌曲。
短い曲で歌詞が違うのを五番くらいまで繰り返すだけの単純な曲ですが、
この無伴奏曲を聞いているとき、意味がまったくわからないのにもかかわらず、
あまりの素晴らしさに涙が出ました。
ほとんどのお客さんは、ソプラノのほうがよかったというと思います。
だって、すごくうまい。すごくすてき。すごく素晴らしい。
この人が日本に来るんだったら絶対行ったほうがいいです。
でも、これからどれくらいオペラで活躍できるかわからないけど、
このテノールの表現に心を揺り動かされた、新しい人生の指針になる本を一冊みつけた気分。
朝から素晴らしいコンサートでした。
その後、ドイツ語で同じクラスのあさちゃんちに、おじゃまし、
手料理のシュニッツェルと鳥の唐揚げ(日本風)などをごちそうになりました。
そして、あさちゃん&息子のガビちゃん、きねちゃん、ここちゃん、私で、
あさちゃんお勧めのホイリゲへ。
めっちゃすごい!ワインはずれがなく、
すべておいしい。おばさん親切、子供好き。
料理も珍しいものはないけどおいしい。
あまりに気に入ったのに、すべてのワインを試せなかったので、
明日も(ドイツ語半分さぼって)行くことにしました。
(今年は11月30日までしか営業していないので急がねば!)

ワインの値段は少ししますが、文句はないです。
とにかくおいしいです。
でも、場所は教えません!ごめん。
あさちゃん、おいしいところ教えてくれて、ありがとう!