宇治から帰宅する途中、
そういえば、来月から行くのにウィーンどれくらい寒かったっけ?
前に行った時はどんな格好をしていたかな?と、
昔の自分のブログを車内で読み始めました。
面白い文章かいてるなぁと、自画自賛しながら、
11月、12月と毎日読み進んで行ってしまい、
気がついたら1月になり、そして終点「奈良」でした。
寝ていたわけではないので、
普通なら木津駅直前の鉄橋の音で気がつくんですが、
もう「はにゅうす」があまりにおもしろかったので、
ついつい夢中になり、乗り過ごしてしまいました。
ばかですねぇ、自分のブログがおもしろすぎて電車降りるの忘れるって!
でも、前回の留学中は、ほんとにいろいろやってますね。
完全に忘れていたこともあるので、
ニヤニヤして読みながら「そうそう」なんて相槌打ってしまってました。
今回もパソコンを持って行って、
ウィーンから毎日「はにゅうす」を書くつもりにしています。
そのためにも体調万全にして、飲めるようにしておかねば!
さて、今日ひょんなことから、音楽高校に進みたいという中学3年生と話をしました。
このあたりは、吹奏楽が盛んなので、そういう方面に進みたい人もいるんですね。
行きたい音楽高校は、関西でも有名な先生が山盛り。
それもちょっと年取りすぎた、または、コンクール歴はあるんだけど仕事がない先生たち。
そして設備も完璧。授業料もそれなり。きっと楽しい高校生活を送れることでしょう。
しかし、大学進学先に国公立の芸大も私立の有名音大もなく、
絶対それでは音楽で飯は食えねぇという感じの短大音楽学部や、
もしかしたらこの大学は音楽やめた人が行ったのかな?みたいな所ばかりでした。
この世界、ほとんどつぶしがききません。
なのに、中学3年の秋になって「行ってみたいんです」と言われても…。
なので、現実みてもらわないとと思って、音楽界の現実をいろいろお話させてもらいました。
どれだけ華やかでも、食べるのがたいへんなんだということを。
20分立った時、「え~そんなんどうしよう…」と言いだしたので、
「たった20分でそう思うなら普通高校に行って、今は勉強をしながら続けることをすれば?」と。
その後、彼女がどう決断したかはわかりませんが、
小林幸子の新曲ではありませんが、
「茨の木」ならぬ、「いばらの道」でございます。
だけど、この前ふと思いました。
たいへんだーたいへんだーと言いながら(本当にたいへんなんですよ)
でも、ウィーンは行けるし、旅行もできる。
仕事も「休みます。」で休める。
衣裳だけどドレスも着れる。美味しいご飯も食べてるし、
いそがしいけどほとんど毎日休みだし。
だから、マッサージにも行けるし、本を読む時間や、自分のことについて考える時間もある。
反面、
ブランド物はもちろんのこと、車や家もありません。
お付き合いという名の元に多額の金額を動かすことができないので、
若干人づきあいも悪くなります。
普段着は3パターンですし、靴も履いたまま。
美容院はクーポンだし、スーパーは半額シール待ち。
そんな人生ですけど、まぁ楽しいっちゃ、楽しいんですよね。
だから、本気で目指してくれる子がいるなら、ぜひとも応援してあげたいのですが…。
本当のことしか言ってないんだけど、
でも、今日はちょっと脅かしすぎて、若者の夢を砕いてしまったかなぁ。(
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反省)