能登半島の水害はやはり新しい情報が出てくるたびに、状況がひどくなっています。
お気の毒で言葉が出ません。なので今日までどうしたもんかと思っていました。
前から書いていますが、今年はCDの売り上げを一年通して能登半島の地震の被害にあわれた方に来年最初にまとめて寄付をするつもりでやっています。
ウィーンのコンサートでも、がんばってCDの宣伝をして、少しでも能登のみなさんに役立ててもらえるようにと思っていたのです。そしてその為のドイツ語のあいさつ文もしっかり覚えてと練習していました。
ところがです。今までみたこともないくらいの水害が先週ウィーンに起きました。ウィーン川が氾濫し、地下鉄が止まり、またウィーン以外の場所でも多くの被害が出ているそうです。
ギターのペルツさん曰く「第二次世界大戦以来の悲惨な出来事だ」とのこと。(大げさですが)
でも、それくらいウィーンでこんな水害が出るなんて、私も想像していませんでした。
なので、ウィーンで「能登の地震」に協力を求めづらくなったと感じていました。それよりもウィーンのみなさまにお見舞い申し上げます文章を考えないといけないのでは?と思ったくらいです。
そして、こん回の能登の水害。ましてや地震で被害にあった方や仮設に避難している方に追い打ちをかけるような形になりました。
もうウィーンで何にもしゃべられなくなってしまいました。どっちがどれくらいひどいとか言えないですもの。
なので、もしCDが売れたら、もちろんそれは能登への寄付にカウントします。でもコンサートは普通のコンサートとして流れていくかなぁと今は思っています。
明日にでもホールの担当者さんとメールで相談してみたいと思いますが、気持は複雑です。