Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

シュタイナー学校のバザーに行ってきました

2007年12月10日 01時40分16秒 | Weblog
今日はさばくさんとご主人、そしてりりあちゃんと一緒に、シュタイナー学校のバザーに行ってきました。

市電の終点、街からはずれたところにある、昔のお城を使用した校舎はとてもすてきでした。シュタイナー学校でご存知ですか?昔、興味があったので何冊か本を読みましたが、小さい時から自然に触れ、自分の肌で感じとり、学科の枠を超えて学んでいくという印象があります。日本にもありますが、その成果は良し悪しで、うまく行っている所と、ドイツのシュタイナー学校とはずい分違うといわれている所とあるようです。

このウィーンの学校が、どうなのか?はわかりませんが、今日はバザーなので、気軽に外部の人間も入ることができ、楽しめるようになっていました。しかしそこはシュタイナー。子どもが受付や会計をやったりする店もあり、またフエルトの原料の毛を売ったり、お母さん手作りのケーキで喫茶をしたり、他にもすべて出来合いのものではなく、「見る」「作る」「触る」「創作する」という単語が似合いそうなブースばかりでした。ガラス工房も子どもが火を扱っていましたし、木工ブースも懸命な男の子が多かったです。

また、どのブース(普段は教室)も、その出し物と関係なく、隅のほうで音楽を奏でていました。ロウソクを作りながら竪琴を(意識せず)聴いている。お昼ごはんはインド料理でしたが、そこは若いギターバンドのお兄ちゃんたちでした。

最後に人気のカフェで手作りのヨーグルトロールケーキとティラミスを食べて帰ってきました。「明日は学校休みになって掃除かな?」と聞くと「いや~たぶん掃除も含めて授業なんじゃない?」と返事。さもありなんです。


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3 コメント

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市電の終点って… (Megumi)
2007-12-10 09:24:58
元うちの下宿の目の前も市電49の終点で、お城を利用した学校のようだったけど?
そこじゃないよね。

シュタイナーの本や教材はいろいろ見たことがあります。うちの近くにシュタイナー教育の幼稚園もありますが。学校は…日本ではむずかしいのかな、数が少ないかも知れませんね。
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ベルゲンの (MIHOKO)
2007-12-10 14:02:43
シュタイナー校(中・高)で合唱伴奏の仕事をしてたよ。ノルウェーで私学って珍しいのだけど、音楽に力を入れていて、音楽家の子供が大勢通ってた。たしかフルートかヴァイオリンが必修だったかな?
校風はすっごい自由な印象(いや、ノルウェーってどこでも自由だけど)。ドイツ人の先生がいて、生徒が授業中騒いだりするとものすごい剣幕でドイツ語で怒っていました。(ちょっと日本の学校を思い出したよ)
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お返事 (はに~)
2007-12-10 18:11:20
この学校は41番の終点(ペッツランスドルフ)にあります。黄色い2階建てのお城で、庭も広く、そのまま山につながっているので環境は抜群です。

音楽はオケを作っているようで、各教室で音楽を奏でたり、ドアに簡単な楽器が(ドアがゆれると音が鳴るようになっている)つるしてあったり、音楽には力をいれているようです。

ただ、MIHOKOのコメントにあったように、しずかにする教室では、親のほうが「静かにしなさい」とかなりナーバスに気を使っていました。

どの先生や親も一種独特の特徴があり、すぐに「あっシュタイナーの人だ」とわかる感じでした。

本当にこの学校だけは、良し悪しなんだ。昔本を読んだ時も、すごくいいと思った本もあれば、関係者の本になると、もうちょっとはずれていてこりゃだめだと思うところもあり、シュタイナーさんのやったことはいいけど、2代目(親だったり、海外だったり、ちょっと違う理解をした先生だったり)になるとだめというのがはっきり出ていたので、興味あるところでした。でも日本の学校もあまりよい噂は聞かなかったなぁ。
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