Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

アウアーバックスケラーINライプチヒ6.9.2007

2007年09月15日 19時40分10秒 | Weblog
風景はドレスデン発ライプチヒ行きの車窓から。

ライプチヒにはたった一日しかいなかったのですが、とても興味深い旅行になりました。まず泊まったホテルはラディソン系。ウィーンにあるラディソンSASはとってもステキなホテルなのですが、ライプチヒはとっても近代的で面白いホテルでした。だって、シャワーが3面透明ガラスなんですもん!そしてシャワーから出たとたん、目の前が全面鏡。スタイルのいい人しか泊まれません。

ライプチヒという街は、昔ドイツの中心的な存在だったらしく、バッハやゲーテを初め、シューマン、メンデルスゾーン、リストなど著名な文化人が行き交った街のようです。そして、現在でもゲバントハウスもありますし、(ホテルの部屋の前でした)ライプチヒ駅はドイツでの一番大きな駅だそうです。

さて、ライプチヒ一番のお楽しみは「アウアーバックスケラー」です。ここはゲーテの「ファウスト」第1部に出てくる学生たちが飲み騒ぐ居酒屋の舞台です。もちろんゲーテもここへ通いましたし、森鴎外もここで飲んでいます。

歌手としてゲーテのファウストからは「糸つむぎのグレートヒェン」などを歌っていますが、それよりも、演劇学校の卒業公演でこの「ファウスト」を上演し、居酒屋のシーンで、私も学生の役でビールジョッキを持って歌をうたったのがとても印象深く、今回どうしても行っておきたかったのです。


昔からある伝統的な部屋は、高級レストランになり、見学さえさせてもらえなかったのですが、反対側の居酒屋風(こちらのほうが当時の雰囲気に近い?)でみんなで食事をしました。


そして夜9時半、余興としてメフィストが登場。口上をのべ、客をあしらい、グレートヒェンらしき女装の男性役者との掛け合いなどを約30分ほど演じていました。ドイツ語なんだけど何いってんのかさっぱりわからない。でもなんとなく面白くって、4人で満足して帰りました。


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2 コメント

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画像… (mai)
2007-09-15 20:53:05
きれいですね★ん~私もブログを追いながら森鴎外を読破しようかなぁ(..)明日ガイドブックでライプチヒを探そう~♪と思ってます(笑)

あっ☆日本語が恋しくなりましたか…コメントは日本語で見れてるんですよね…ということでくだらないことをダラダラと入れちゃいました(*_*)おじゃましましたφ(゜゜)ノ
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日本語です (はに~)
2007-09-15 22:39:11
コメントはもちろん日本語で読めていますよ。旅行ガイドブックにも本当に少ししか掲載されていないライプチヒですが、とても魅力的な町でした。ぜひどうぞ!鴎外は日本に帰ったら、続きを読むつもりです。
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