Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

フォルクスオパー「こうもり」11.1.2008・祝50回記念

2008年01月12日 07時37分28秒 | Weblog
今日で残念ながら今シーズン最後の「こうもり」に行ってきました。最後なのでこれでも奮発して柱の後ろ席を6ユーロで買っていましたが、なぜか私の隣の男性と、男性の前列に座る連れの女性が1幕だけ見て消えてしまいました。ということで、2幕と3幕はちゃんとした席に座ってみることができました。今回最後の「こうもり」をこんなふうにまともに見れたのがすごくうれしかったです。

実は今日のオペレッタで、今回の50回目の演奏会になりました。ほぼ2日に1回の割りで行っていることになります。その中で「こうもり」は7回。今までに見た「こうもり」の公演数は、おそらく30回とか50回とかを超えると思います。そして何人もの役者さんが同じ役をやっているというのを、通して見比べているわけですから、話だけが楽しいのではなく、役者によっての役の性格が違って見えたり、同じ役者でも相手役が違ったら面白くなったとか、お客さんの反応が毎回違うことや、1回見るだけではわからない細かいところもわかってきます。これがなんともたまらない。

今日は、フランクがハンガリーの伯爵夫人を口説こうと進んでいく所を、アイゼンシュタインがいつもなら服の裾をつかんで止めるのですが、今日はつかめなかった。なので、「止まれ」と叫んでひっぱりに行ってました。私を含め一部の「こうもりファン」とオーケストラにはバカ受けでした。

またロザリンデはなつかしいリンバッハーさん。この人のロザリンデは昔よく見たような気がします。とってもかわいいタイプのロザリンデで、この人ならアルフレッドと浮気しても誰も文句言わないだろうと思うくらい。歌は細い声なので迫力に欠けますが、その分自分のいいところをちゃんと舞台で出していました。

これだけたくさん「こうもり」を観ているのだから、きっといつか「こうもり」がらみの何かをしたいと思います。

指揮Andreas Schüller
ロザリンデEdith Lienbacher
アデーレMartina Dorak
イーダJohanna Arrouas
オルロフスキーAnnely Peebo
アイゼンシュタインThomas Sigwald
ファルケMathias Hausmann
アルフレッドPavel Cernoch
イワンStefan Tanzer
フランクJosef Forstner
フロッシュRobert Meyer
Dr. BlindChristian Drescher
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2 コメント

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来てましたか! (はに~)
2008-01-14 22:28:48
あのね、私の記憶喪失病は本当にひどくて、あの時誰が出演していたかも思い出せないくらいだから、MIGUMIがドア係やってたなんて、言ってもらわないと思い出せないよ。(でもなんとなく今思い出した)

あれはよかったね。素人の勢いでやっちゃったけど、お客さんは初めてなのによく笑ってくれたし、帰りの顔が笑顔だった。私あの時の上演のために、(いまでこそ100均で手に入るけど当時はなかった)1個7シリングの安いシャンパングラスを60個ウィーンまで飛行機のって買いに行ったのは覚えている。(もちろん年末の「こうもり」を観て、自分のやっていることが本当にあっているか確認するためだったんだけど)

いつか、私なりの「こうもり」やりたいものです。
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こうもり、ぜひやって! (Megumi)
2008-01-14 19:13:30
私もすごく好きな作品のひとつなので、そんな風に見えるのはなんともうらやましい。確かに季節ものではあるよね。内容が大晦日と新年だし。

大分前に「こうもりな夜」ってやってなかったっけ?私、上の子がおなかにいる時にはるばる見に行ってドア係やったような記憶が…。

ウィーンのエッセンスがぎゅっとつまったような作品、はにーの中でまとまるのを楽しみに待ってます。
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