幸せ音色+ ~reach a last Home~

小さな命たちの灯火を繋ぐお手伝い。 捨てうさぎ、保護うさぎたちの里親さんを探しています。終の棲家を求めています。

今のラルに出来ること。

2013-06-04 20:50:52 | ラル(シェットランドシープドッグ)
神妙なタイトルのようですが、ラルに対してっていうことじゃなくて

こういう…


「ラル~」 


「ハウス!」



「おすわりっ」



「ふーせ」



「ごろーん」



おほほほ。
うちのラルちんってば本当に何でもできちゃうお利口ちゃん♡


「ラル~ アウト(サークルから出てって意味で)」



「ふせ」



「待て」



「まーてー」

(もういい?まだダメ?)


「待て」

(くぅ~お手手におやつ乗せるなんて、地味に意地悪されてる~)

からの
「ごろーん」

お手手を揃えてのゴロンはカワユス (*´艸`*)♪


「待て ほれほれ」

こんなことされても待ってます。
顔を背けて現実逃避しながら「よし」って言われるのを待ってます。

人がその場にいなくても食べるの自体はせずに待てますが、ただじっと待つのは苦手らしくご飯などを前に待ってられないので人間についてまわって「よし」を待ってます。


と、まぁこんな感じで基本的なコマンドはすぐに覚えちゃったラル。

芸っぽいことは覚えさせてないんだけど、ゴロンだけは散歩後の足拭く時に便利なので覚えてもらいました。
(というか本犬が自分でするようになったので言葉をつけて覚えてもらったというか…)


本当に本当にお利口さんなので、病院に行くたびに患者(犬・猫)さんの飼い主さんや病院の看護士さんたち誰かしらに必ず
「お利口ですねー」「おとなしいですねー」っていつも言われております。

これが病院待合での基本姿勢。

(太いのは気にしないであげてください。笑)



普段はおとなしく、家の中でも人の後をずーっとついて歩いていますが、人間が「よし遊ぼう」っていう体勢になるとすかさず手(前脚)が出て人の手を捕まえようとする遊びに誘います。

体調は良好。
貧血も改善されました。
心肥大・心雑音はありますがフィラリア強陽性だからね、これは仕方ない。
昼間はだいたい寝て過ごし、朝と夕方以降はニコニコしています。

そうそう!
声帯切られてるから(?)吠えないってのかなって以前書いていましたが、ある晩夜中に食器を洗っていたら(不精…)
突然玄関の方で暴れるような音とハヒンハヒンと声がして、一瞬ラルが何かの発作でも起こしたのかとビックリして手は泡まみれで玄関に行ってみると、ラルが通らないかすれた声でがんばって吠えていました。

驚いたのと同時に、なんだかじわっと来てしまいました。
玄関に向かって一生懸命吠えて、うちの家族をこの家をラルなりに守ろうとしてくれてる?なんて思って。

と言っても玄関開けても何も不審な影はなく何に吠えていたのかは不明。
人間なのか犬猫なのか、他の野生動物だったりなのか、それとも?←w

しかし声が響かないからねぇ、相手に聞こえているかは疑問。
でもね、ラルのその気持ちだけで嬉しかったよ。

これまでそういう吠え方をしたのは3回。
それ以外で無駄吠えや要求吠えみたいなのはしません。


そんなラルを見ていていつも切なくなる。
おとなしくて頭もいい。人間大好き。

ラルってさぁ。
なろうと思えば盲導犬とか聴導犬とか介助犬とか救助犬とか、なれたんじゃないのー?
もちろんそれが犬の幸せとは思っていないけど、あなたの未来みたいなのが本当は無限にあったんじゃないかって思えて仕方ない。
繁殖犬として生きてきた半生。
フィラリアにも感染し、口内は歯間に毛が詰まりまくり歯石だらけ。
そんな中で生きてきた。

そんなことを思いながら日々過ごしています。

こんな私の思いなどお構いなしに本犬は「あそぼーあそぼー」と尻尾を振ってニコニコしていますが、

歯石は病原菌の巣窟らしいです。

なので来週は麻酔をかけてスケーリングと抜歯予定。
心臓のことを考えると不安がないわけではありませんが、少しでも健康に長生きしてもらいたい。
そう考えて、お願いすることにしました。
状況次第では避妊手術も同時にしてもらいますがこちらははっきり分かりません。口内優先です。


そしてそれが終わったら、ぼちぼちラルの今後も考えないといけないなぁ。。。


ラルとの別れを考えると泣けてくるけど、うちでいいのか?とも思える。
だって子供(人間の)が好きそうなんです。
散歩中にも子供の声が聞こえると立ち止まって尻尾振ったりして。
近所の子供たちに絡まれても上手にちゃんと遊んであげたりもして。

それとマリーはそこそこラルのいる環境に慣れてきたっぽいけど(さすがマリーおねいちゃん!)、末っ子はまだ微妙にビビってるし。

ラルのこの先が長いとも限らない。
老後にきちんと介護できるのか?
面倒見ていけるのか?

自信ないなら本格的に里親募集を始めるのか?
始めるなら早いに越したことはない。
ラルがうちに慣れきる前に始めた方がいいよね…

でも…
この先、もし里親さんがなかなか見つからなかったらずーっとおうちのない子状態で、そんな状態で万一何かあったら後悔しないか?せめて本当の家族になってあげてればよかったなって思わないか?

いや、もし里親さんが決まっても、ラルを手放すその日にラルに
「何か悪いことしたからどっかにやられるんだ」って感じさせてしまったらどうしよう…そんな瞳に耐えられないだろうな…


などなど心に渦巻く無限のループ。


結ちゃん含め今までのうさぎさん達は
「絶対幸せにしてくれる里親さんを探してみせる」
って割り切って一緒に暮らすことを始めていたけど、今回曖昧に預かり始めてしまったから心の中が泥沼です。



はぁ~
ラルは体にはいくつか問題があるけど内面はピカイチ。
何の問題もない、100点。
だからこそ幸せであってほしい。

その幸せのカタチがどうあるのが一番正しいのか分からないけど、そのパズルのピースは我が家でピタリと嵌るのかな…


一つの区切りと思っていた手術の日が近づくに連れ悶々とする日々です。
ラルが可愛くて愛しくてならないからこそ悩んでる。
ちゃぁんと向き合って行こうと思います。


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