幸せ音色+ ~reach a last Home~

小さな命たちの灯火を繋ぐお手伝い。 捨てうさぎ、保護うさぎたちの里親さんを探しています。終の棲家を求めています。

想定外のことからペットを守るために ~熊本地震の体験からvol.2~

2016-06-13 18:47:03 | 熊本地震に伴う…
先日から熊本地震での経験を書き綴っています。
vol.1は【りぼん】編でした。




想定外のことからペットを守るために
 ~熊本地震の体験からvol.2~



【ラル】


ラルはご存知、シェルレス(シェルティ・レスキュー)の元保護犬。


私が3年前に保健所に引き出しに行って丸3年が経とうかという時期に今回の地震に遭遇しました。

保護当時から皮膚の状態が悪かったり、足の裏を痒がったり、お腹を下す事も多かったのですが
正式にアレルギーの検査をしてみたところ、実に色々と避けるべき食べ物が多い子なのだと判明。

それが判明してからは、その食品を避けることで皮膚や足やお腹、どれも非常に調子よく過ごせてきました。

ラルが食べられないものは
トウモロコシ・米・玄米・じゃがいも・にんじん…

これがねー
意外とドッグフード選びに試行錯誤させられる理由。
まぁ糸目をつけないならば、沢山選択の余地はあるのかも知れないけど…
私の懐事情に(他にもラルには薬代、サプリが数種、ウェットの缶詰代etc.と割とお金がかかってるので)
見合うのはカリフォルニアナチュラルというものだったんですよね。

それの「カリフォルニアナチュラル グレインフリー(穀物不使用)」というものを
鹿肉だったり、ラムだったり、カンガルーだったりとローテーションで食べさせていたんですが
(同じものを食べ続けると、それもまたアレルゲンとなることが起こりやすくなるので)
輸入中止となり、もう手に入らない。

それで探して探してようやく見つけたのが「プリンシプル グレインフリー」
基本楽天で買いますけど、それでも取扱い店はそう多くない。
熊本でなんてきっと売ってない。(というか私は知らない)
そのプリンシプルにちょうど切り替えたところで、りぼんにも同じものをあげていたので
そろそろ注文しておかないといけないなーと思っていた矢先、今回の地震。

全く残りがないわけではないけど、今回の地震で道路が寸断されたり陥没・隆起・地割れでボコボコしてる被災地に注文して届けられるのはいつになることやら…

困ったなぁと思っているところで、前回の2人から「熊本行きます」連絡があり、
「フード大丈夫ですか?」とも聞かれたんだけど
これも悩みました。

大丈夫じゃないけど、なんでもいいわけではないし…

一応、アレルゲンのこととプリンシンプルをあげてることを伝え、福岡で探してくれることになったのだけど
やっぱりないとのことで…
「うちのアカナ持って行きます!」と言ってくれました。
アカナ…高級フード…申し訳ない、でもありがとう。
お礼を伝え、リボンの引渡しと同時にアカナを頂きました、届いてびっくり13Kgも!!
申し訳なさMAXすぎる…

こういう時はどうすればいいのか、本当にわからない。
緊急時で人間だってカップ麺食べて過ごしてるときに犬のアレルギー気にしてる場合かって。
アレルギーと言っても発作起こすタイプのものではないわけけだし…
でも、これでやたらのものを食べさせて具合悪くなったら可哀想だし…
本来なら、もっと沢山ストックをしておけばよかっただけの話ではあるけど

しかし、これで当面の危機は脱せました。

その矢先、本震が起こりました。
これで、ダメ押しとばかりに家や道路の損傷は一層激しくなり、建物の崩壊などで通れない道も出てきました。

YちゃんとMさんが来てくれていたことに本当に感謝です。

その2日後。
またもや2人から「明日熊本行きます!」という連絡が…その上
「(北九州であった)ドッグフェスでいっぱいプリンシプルのサンプル貰ってきたので持って行きます!」
とのこと!!
すごいー!
買って持ってきてもらったら、助かるけど気も遣う。
けど、サンプルだったら♪
小分けなので鮮度も保てて、家に車に分け置くにも便利がいい、すごい。

しかしなんでしょうね、こういうのって。
シェルレスと関わっていなかったら知り合うこともなかった2人。
しかも今回の案件がなかったらそう仲良くもなっていなかったであろう2人が熊本まで来てくれる。
それも私のためにわざわざだったら申し訳ないばかりだけど、(私と)同じ町にお友達がいるからっていう
ありがたさ。
そして手に入りにくいにもかかわらず、ドッグフェスがたまたまあり、それに参加していてくれてたから
GETして届けてもらえたドッグフ-ド
奇跡と言うのかご縁というのか…もう「ありがたい」以上の言葉はないです。

さらに、ラルの為にとヤギミルク(粉)も支援してくれました!
いつもはウェットとドライのMIXフード食べているラルが、地震後はドライだけあげていたので
きっと物足りない思いをしていたでしょうが、この日から栄養満点のヤギミルクごはんになりました☆


他にもバナナやキウイ、栄養ドリンクやペットボトルのお茶、青汁、焼き菓子や唐揚げ(笑)
ボディシートやウェットティッシュ、拭くだけコットン、ラルのおやつやオモチャまでいろいろと!!
言葉に尽くせないけど、本当に本当に涙が出るほど2人に助けてもらいました。



時々リードを外してあげると喜んで家の周りをビュンビュン走り回って超ご機嫌さんのラル
(逸走と安全面の対策をして家の敷地に放しています)




ラル、りぼん、シェルティレスキューに関わったことで生まれたご縁に感謝です。
シェルレスの代表には「ラルの恩返し」と言われましたけど、
これからこのご恩をまた少しずつ、どこかでどんな形かで返していけたらと思います。
まずは、身辺の立て直しですけど。

そしてね、ご縁を感謝することはこれだけでは終わらないんですよね。
今度はうさぎ達のことについて、です。



本震から10日後のラル。
車庫暮らし(昼間は)のせいで随分と薄汚れてきました

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