わたしは、一つだけどうしても父に言わなければならないことがあった。
誰に頼まれたわけでもないけど、あの時、なぜか絶対に言わなくてはならないことだと思ってしまった。
後から、余計なこと言わなけりゃよかったなと後悔したけど(苦笑)、、、、、
夕飯時、母のお墓のことについて、父に提案をした。
父の田舎は行くのがとても大変など田舎である。
お墓はそこにある。が、子供の頃から計算しても10回に満たない回数しか訪れたことがないお墓に納骨されても、お墓参りもできないし、この先父が亡くなって弟が管理していくとしても、ちょっと現実的ではない
だから
「地元にお墓用意してくれないかな?」と、、、
母はあのお墓にだけは絶対に入りたくないと折に触れて言っていた。
ましてや、すでに祖父母が眠っているあの片田舎の寂しいお墓になんて、、、、
それを聞くと、モラ(父)は、突然暴れ出し、暴言を吐き出した。
なぜ、冷静に話ができないのか?幼少の頃からすぐにキレ、大声を出し、物を壊し、物をなげたりするくせに外面だけはいいこの男に対して思っていた。
なぜ、頭で考えることができないのか?
この人馬鹿なのかな?
その時の言葉がわたしはいまだに許すことができない。たぶん、一生父を許さない。
「お母さんはお前のことが大嫌いだった。日記にも書いてあるし、いつも嫌いだって言ってた。お前のせいでお母さんは死んだんだ。お前がお母さんを殺したんだ」
母を亡くした子供に、そんな言葉を投げかける人がいるだろうか?
わたしは、さすがに泣き崩れ、部屋から恋人に電話をした。
暴れているモラの声を実況中継して
「聞こえる?いつもこんなんなんだよ、、、、しかもさ、こう言われた、こうされた」と話していると、あわてて部屋にやってきて声のトーンをおさえ、
「わたしたちにできることは、しずかに、お母さんをおくってあげることなんじゃないのか?」
などとまともなことを言う。
彼は驚愕していた。
そう。誰に電話しているかわからないから(もし彼だとわかったらわたしの彼氏なんてどうでもいいから暴れ続けたが、父の会社関係の人ともわたしはつながっているのだ)
突然、まともな人に変身して、まるでわたしがわるいかのようにふるまうのだ。
これが、この男の正体だったのだ。
いくつもの顔をもち、家庭内で暴力を働いていても他所の人がそのことに気づかない様に巧みに演じ分けていた。
実際、実の娘のわたしだって、父は酒癖は悪いけど、すごく立派な父だと長年思っていきてきていた、、、、
昔からこいつは変わっていない。
ただのモラハラ野郎なのだ。
この、お母さんはお前のせいで死んだ、お前が殺したんだ俺はそう思っている
このセリフはわたしに対し効き目があるとわかったのだろう。母の死後もことあるごとに、ぶつけられた。
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