自分を生きるたくさんのヒント

親ガチャハズレでも関係ない!一つ一つ丁寧に手放して、誰かが少しでもハッピーに生きるヒントになったらうれしいです^_^

モラ行為、スターティン!

2021-12-16 10:18:00 | 父親
始発で地方都市から帰ってきたモラ(父)

おじたちに挨拶をするでもなく、葬儀屋に出かけていった。

葬儀屋さんは母を冷凍庫に保管してくれているだけで、本来面会はできないのだけど、特別に葬儀の前に一回だけなら、、、と会わせてもらえたようだ。

とても暑い夏だった。
お家に連れて帰ってくるとしたら、エレベーターの奥を鍵をもらって開けなくちゃならないし、管理事務所はお盆休みでもあったから、連れて帰らなかった。

ほどなくして、おじたちは一旦帰り、モラと二人きりになる。

「飯は?」

なぜ、わたしがあなたのご飯を用意しなくてはならないのか?自分のことは自分でやれよ、、、、

幸い、おじたちに朝ごはんをたべさせていたのでその残りを出す。
モヤモヤモヤモヤ。

子供の頃から、とんちんかんな親を見て育ってきたので、わたしはずっと、自分は

『強くて優しい人になりたい』と思っていた。
偽りの優しさや、弱いから優しそうに見える人ではなく、強くて優しい人でありたいと思って生きてきた。

そんなわたしは、どちらかというと、言われなくてもこんな時は、出来るならご飯をつくっておいてあげたいタイプの人間だ。

父がこんな人じゃなかったら、母があんな人じゃなかったら、彼らを普通に優しくねぎらい、尊敬し、もっと家族仲良く暮らしていたと思う。

優しさはいつも彼らの餌食になった。

モラは、犬が餌を食べるように、行儀悪くご飯を食べると、葬儀屋との打ち合わせの準備に入った。

午後、葬儀屋さんが来てくれて、葬儀の打ち合わせをする。

何も決められないモラ。
お花を選ぶときに、わたしは言った。

「全て白い花でお願いします」

母をお手軽パックの菊で送るのは絶対に嫌だった。

「こんな祭壇もありますよ」と、向こうも商売だから、フラワーアレンジメントの立派な祭壇を勧めてくる。

「いや、こんなのはいらないのです。とにかく、使うお花を供花も含めて、全て白にして欲しいんです」

という話をする。

モラは黙っていた。

が、、、、もろもろ打ち合わせを終えて、葬儀屋が帰った瞬間モラ発動である。

我慢できなかったか!

「花、、白にすると追加料金かかるだろ。やめてくれない?」

「は?さっき葬儀屋さんの前でいえばいいじゃん」

「電話してことわってよ」

「なぜ?大した差じゃないよね?お花くらいすてきなお花に囲まれて送ってあげなよ」

「うちには金がないんだよ」

うそつけ!社長!

わたしは、
「もう、知らない。好きにしなよ。あんたの奥さんなんだから」

と、家を出た。



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