いろいろつれづれ日記

16歳と13歳の女の子のママです。子育て記録から始めたブログでしたが、いまは何でもあり!日々の活動記録になっています。

8月9日

2013年08月09日 | Weblog
最近、また夏らしい気候が続いていて、毎日暑いですね。

今日は、朝一番に家で見たニュースについて、
感じた事を書きたいと思います。


今朝、出勤前にみた、民放の情報番組で、
中国で起こったバスの事故映像が流れていました。


同じ映像をご覧になった方もいらっしゃると思います。


車内の様子が、カラーで良く映っています。

楽しそうに談笑する子供の姿もありました。

しかし、次の瞬間、
バスは後ろからトラックに追突されました。

ドライバーは体が前後に揺さぶられ、
ついには車外に投げ出されて見えなくなってしまいました。

人形のように、天井に次々と飛びあがる人、

カメラの前に迫ってくる、席から投げ出された人の顔…。


事故前の和やかな映像とあまりに違うギャップに驚き、
本当におぞましい、吐き気のする映像でした。


そんな映像が、朝の情報番組でサラリと流れ始めたのです。


私は何とも言えない感情が湧き上がりました。


こんな映像がテレビで流されて良いのかと。


昔と比べ、技術は急速に発達しました。


カメラは高性能で録画され、

ブラウン管のテレビでは考えられなかった、
大画面で、映りの鮮明な液晶テレビ、

タイムリーに入って来る世界中の情報…。

これらは大変素晴らしい進化ですが、


気を付けるべきこと、

すなわち、
被害にあった人への配慮や、

観る側の人への配慮は、

技術が進歩しても、
時代が変わっても、

メディアに携わる人たちは、常に気をつけなければならない点だと思うのです。


観ている側は、みんな平和な人たちばかりではありません。


今は平和に暮らしていたとしても、
過去には、忌まわしい事件や事故を直接経験した人もいます。

そんな人が、こんなリアルな映像を一方的に見せられたら、
どう思うでしょうか。

また、今回の映像は外国人でしたが、

同様の映像が日本人のものだったら、

テレビ局は取り上げたでしょうか?

外国で起こった出来事だから、
顔にモザイクをかけなくても、
生身の人間が車外に投げだされる様子を放映しても、

どうせその人たちと出会う可能性は低いから、
そのまま放映してもいいと思っているのでしょうか?

何だか、メディアの人の心が、
無感情になっている気がしてなりません。

寂しいです。

最近、歴史ある新聞社が、
インターネット業界の会社に買収されることがありました。


情報が即座に流れるテレビやインターネットは貴重な媒体ですが、


新聞は人間が記事を書き、
複数の人のチェックを経て、
はじめて発刊されます。

新聞は、テレビやネットに比べたら、速さには勝てませんが、

沢山の人々の手が入った、とても質の良い情報媒体だと思いました。

改めて、テレビやインターネットの危険を感じた出来事でした。
コメント
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