ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

干物網とチキントラクター

2025-03-16 | 古民家暮らし

ブドウの芽吹きが始まると忙しくなるので、その前にいろいろな「仕事」を今のうちにやっておく。

これは干物を作るための網。

隠岐から引っ越すときに知人に譲ってしまったので、余った材で自作。

同じサイズを2枚作っているので、重ねれば鳥や猫対策にもなります。

今の時期ならスルメイカ、4月あたりからは鯵ですね。

隠岐から送ってもらおうかな。

そして、こちらはチキントラクターの製造現場。

分かり易くいえば、移動式鶏小屋。

鶏が草を食べたり、糞をしたりしながら土地を肥やしてくれます。

畑の中で移動させながら、強制遊牧民(鶏)生活。

もちろん、卵もお肉もいただく予定です。

 

畑作業のできない日には、それはそれでやることがあるのです。

暮らしがワインを作ります。

 


PCのバッテリー交換

2025-03-02 | ワイン農家

5年間ほど使用しているノートPCのバッテリーがダメになったので交換しました。

 

最近ではコンセントにつないでいないと立ち上がらず、モバイルとは言えない状況になってました。

 

対策とそれぞれの費用を調べてみると、新しいPCを購入すれば同程度のスペックの物で6万円くらい。

バッテリー交換をメーカーに依頼すると、3万円くらい。

自分でバッテリーを購入して作業すると1万円くらい。

やり方はネットに出てるし、特殊なネジを開けるためのトルクスドライバーという工具を買うのに追加1000円くらい。

 

というわけで、見よう見まねでやってみたところうまく行きました!

昔はPCの世界は進歩が速く、「ドックイヤー」とか何とか言われていたわけですが、

最低限の仕事用途に使えればよいPCの世界は5年前とあまり変わっておらず。

結果、新しいのを買わずに済んでよかった。

あと、ダメになったバッテリーは家電量販店へ持込でリサイクルできるらしく、そこまですれば仕事完了です。

 

モノはできるだけ長く使いたい派です。


土地の味と記憶

2025-02-26 | ナニタベ

隠岐に住んでいた時、季節ごとに楽しめる食材が身の回りにたくさんあった。

それは実に豊かな暮らしだったのだと、今になって実感している。

冬になると、荒波が打ち寄せる磯の岩場には「そぞ」と呼ばれる海藻が生える。

代表的な食べ方はみそ汁。

アセチレンガスのような、独特な香りが癖になる。

毎日食べたいわけじゃないけど、年に1~2回は味わいたい。

 

隠岐に住む人がSNSに「そぞのみそ汁」のことを書いていて、脳内にあの香りが充満していた数日後に

隠岐からそぞとサザエが届いた。

なんとまあ、ありがてぇ。

隠岐に暮らしていたからこそ、その土地の自然と結びついた食文化があることを知っている。

しかしながら、岡山ではまだそこに踏み込めずにいる。

せいぜいが猪肉のお裾分けをいただくくらいなもの。

 

今年は地域の食文化について知る年にしたい。

 


剪定と寒波

2025-02-25 | ワイン農家

冬の畑仕事といえば、剪定です。

春以降の樹の成長を考えながら、必要な芽を残して不要な枝を切ります。

今年からすべての枝を焼却し、灰にしてから畑に撒いています。

その分時間はかかるけれど、健全な樹の成長に少しでも良い効果があることを願っています。

しかし、毎日本当に寒い。

最強最長寒波などと呼ばれるものが襲って来た今年の冬は、やはり0度を記録しました。

朝起きるとリビングルームの温度計をまず見ますが、だいたい外気温プラス10度くらいになっているようです。

ということは・・・-10度??

先日は、畑の雨量計が凍ってるのを見つけて寒さを表現するのにもってこいだと考えて写真を撮りましたが、

撮影後に氷を捨てようと単管パイプから引っこ抜いてみると・・・

その下に溜まった水もすべて凍結し、ライトセーバーみたいになってました。

 

今年は雪が多く、気温も低い日が多かった冬ですが、ブドウにとってはどうなんでしょうか。

春を楽しみに、畑での時間を過ごしています。


大雪と非常訓練

2025-02-03 | 暮らしの日記

年明けにblogを更新しようとしたら、NTTがサイバー攻撃を受けていた影響でシステムに不具合があり、かなわず。

そうこうしているうちに、あれよあれよと1月が終わってしまった。

そして2月1日の大雪。

天気予報では夜半過ぎから雪マークになっていたが、それより早く15時ごろから雨が降り始め、

少年野球の練習が早めに終わるとのことで長男を迎えに行く。

その雨が16時くらいから雪に変わり、そこから一晩中降り続けた。

夜中は屋根から雪が滑り落ちる音にびっくりしながら過ごした。

そして朝になると、裏庭の景色も一面真っ白に。

 

話はさかのぼって、昨年のクリスマス。

わが家にはサンタさんからガソリンエンジン式の発電機が届いた。

燃料を入れたまま動かさないとエンジンがかからなくなってしまうのは目に見えているので、

毎月1日を防災の日に定め、非常事態に備えて訓練をすることに決めた。

家のコンセントは使わず、照明はLEDライトや懐中電灯、ろうそくで。

食事の調理はカセットコンロで。

暖房はいつもどおり薪ストーブで、お風呂の給湯器には発電機をつないだ。

初めての時は家族4人が順にお風呂に入る間ずっと発電機を回していたけど、

2回目の今回はいつもより多めに浴槽に湯をため、その湯で体や頭を洗うようにすることで節約できた。

 

子どもたちは夕飯に食べた缶詰のサンマの蒲焼きやサバの味噌煮、焼鳥が目新しく嬉しかったみたい。

非常食もローリングストックを意識してたまには食べておくことで、慣れることでいざという時のストレスを減らせる気がした。

それに、自分たち好みの非常食を揃えておくのも楽しそう。

缶詰コーナーに行くのが楽しみだ。

 

実は今回の大雪の翌日、そこかしこで雪の重みによる倒木が発生していた。

停電こそ起きなかったものの、電線にもたれかかった木や道路に倒れている木をみると

非常時は突然やってくるとの認識を新たにした。

 

ひきつづき、少しずつ、楽しみながら暮らしをアップデートしていきます。