ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

冬支度

2024-12-11 | ワイン農家

気が付けば冬。

朝は畑が霜におおわれ、真っ白な景色が広がっている。

今年はブドウが成長したので、わが畑にも百舌鳥(モズ)がやってきてカエルの干物が出来上がっていた。

こちらはシーズン終わりの草刈をしていた日の防振グローブ。

模様かと思うほどびっしりのアレチヌスビトハギの種がひっついている。

このあと執念ですべて取り去り、丸めて薪ストーブに投入してやった。

そしてと年明けの仕事、単管パイプ打ちの道具を自前で揃えました。

いっつもお師匠さんにお借りしていたのですが、自分の都合のいい時にボチボチやりたいので。

ハンマーは約7㎏。

いい筋トレになります。

 

年内にやるべきこと、年明けからやるべきこと。

シーズンが終わりに向かい、新しいシーズンが始まる。

来年はもう少し畑を広げ、耕作面積が1haに届く予定です。

まだまだ楽しいことだらけです。

 


ワインのラベル貼り

2024-11-27 | ワイン農家

夏から収穫が始まり、プレス、醸造、瓶詰と日々忙しく働いてまいりましたが、ようやく一段落。

ワインにラベルを貼って出荷作業に備えます。

昨年はラベルマシーンが故障してしまっていたので、1枚ずつすべて手貼り。

地獄を見ました。

今年は機械が順調に動いてくれたので、2週間かかったところを3日で終えることができました。

 

去年の今ごろは本当に寒くて足元のストーブやカイロなどが手放せなかったのに、

今年は温かく感じます。

 

 

ラ・グランド・コリーヌ・ジャポンのワインは今週から全国の酒屋さんに届き始めています。

 


地域清掃

2024-11-20 | ローカル

日曜日。

この日は地域にある大和山(おおわさん)の清掃活動の日でした。

近隣住民の中から約30~40名が集まって、頂上まで約1.5㎞の道の草を刈りながら登っていきます。

朝から霧が立ち込めて視界の悪い中、響く刈払機のエンジン音。

いつもなら1時間ほどで終わる作業なのですが、最近の大雨で流れた落ち葉やイノシシが掘った土で側溝が埋まり、

その復旧もあって時間がかかる。

地域の農機屋さんや水道ガスインフラを担う業者さんも重機を出してくれて、頭が下がります。

そんな中、藪の中からこんな標識が。

「案ずるより産むがやすし」

きっと今の自分に必要な言葉なんだろうな、と思って受け止めました。

 

清掃活動は大変だけど、みんなで頑張って綺麗になったところを見るとなかなか楽しいもんです。

 

 


秋の楽しみ

2024-11-10 | 暮らしの日記

10月末。

先日、キノコのお裾分けで香茸と松茸(!)をいただいた。

山に囲まれたこの土地で楽しく暮らしていくためには、キノコは欠かせない。

触発されて、さっそく裏山にキノコ狩りに出かけてきた。

あるわ、あるわ。

小雨がぱらつく中、森は樹々が雨除けになってくれるためそんなに気にならない。

キノコのガイド本を片手に見ていく。

うーん、全然わからない。

これはきれいな色で目を引いた。

何者かによって齧られている感じだけど、食べれるのか?

サイズ感的にも、表面のつややかな感じからもナメコっぽい?

うーん、全然わからない。

グーグルの画像検索でも、全然わからない。

 

醸造が忙しい時期とキノコのシーズンが完全にかぶるため、

吉備中央町で開催されたキノコ狩り教室には、2年連続で参加できなかった。

きっと来年も難しいだろう。

 

でも、キノコを食べたい。

ということで、ナメコの原木栽培を始めることにした。

 

わが山はヒノキが多いので、相性がいいらしいナメコに決定。

来年には道の駅に出荷するほど採れてるといいな。


一月ぶりの畑の様子 2024秋

2024-10-27 | ワイン農家

フランスから戻り、あっという間の1週間。

飛行機ではできるだけ寝ないで過ごすためか、今回も時差ボケは無し。

 

帰国翌日は、朝から伸び放題の草を刈るところから。

 

そして、フランスで買ってきた雨量計を畑に設置しました。

わが家は直線距離150mくらいのところにアメダスの観測場所があり、リアルタイムに近い雨量データをWEBサイトから入手できるのですが、近年の傾向である局所的な大雨はほんとに少し場所が違うだけで雨量が変わるので目で見て確かめる方式にしました。

それと、ブドウの葉っぱが虫にかなり食べられてました。。。

全体的な被害までには至ってませんが、気によっては完全に葉がなくなってしまっているケースもあります。

犯人は、こいつ。

ヨトウムシの仲間で、今年は各地で大量発生しているらしい。

さっそくテデトールで対処します。

ちなみに、テデトールはかなり原始的な害虫対策で、一枚ずつ葉っぱを見ては

虫がいたら手で取ります。

裏面には卵が産み付けられているのもたくさん見られました。

これも指の腹でゴシゴシしてとります。

 

まだ若木なので、1枚ずつの葉っぱが来年以降の栄養貯蔵のために大切なんです。

食べないでください。

 

 

そして、日本も修行先の醸造シーズンは終盤戦。

毎日のようにプレスや瓶詰をしています。

 

ひとまず11月の出荷作業まで、走り切ります。