ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

土地の味と記憶

2025-02-26 | ナニタベ

隠岐に住んでいた時、季節ごとに楽しめる食材が身の回りにたくさんあった。

それは実に豊かな暮らしだったのだと、今になって実感している。

冬になると、荒波が打ち寄せる磯の岩場には「そぞ」と呼ばれる海藻が生える。

代表的な食べ方はみそ汁。

アセチレンガスのような、独特な香りが癖になる。

毎日食べたいわけじゃないけど、年に1~2回は味わいたい。

 

隠岐に住む人がSNSに「そぞのみそ汁」のことを書いていて、脳内にあの香りが充満していた数日後に

隠岐からそぞとサザエが届いた。

なんとまあ、ありがてぇ。

隠岐に暮らしていたからこそ、その土地の自然と結びついた食文化があることを知っている。

しかしながら、岡山ではまだそこに踏み込めずにいる。

せいぜいが猪肉のお裾分けをいただくくらいなもの。

 

今年は地域の食文化について知る年にしたい。

 



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